救世主属性
たまにワードとして使うけどあまり説明したことのないワード。
でもなんかわかるところない?ないか、ややこしいもんなこの概念。ヒーローとはまた違うんだよ。
「いるだけで誰かの太陽になる人間」を指して救世主と呼んでる、恣意的に人を救おうとしている人ではない。
この概念を最初に感じたのは何度か話題にしてる「おちゃらけ王」の名雪小次郎。分類するならカスでクズの小市民で性根に善性のある馬鹿なんだが、他者の不条理に不快感をしっかり覚える部分やその解消を平然としようとする部分がある。
でも別にそこを指して救世主と呼んでるわけではない。
こいつが救世主であるのは「誰もが幸福になれるし幸福になるために行動している」とどこまでも信じているからである。
作中ではその性質を指して、その眩しさと鮮烈さを指して「英雄」と呼ばれたりもしているけれど、俺は何となく英雄よりは救世主がふさわしい気がした。
「負けてもいい、諦めてもいい、でもお前だけは正しさに逃げるな」
「君が英雄でなないなら誰が英雄なのだ」
彼を一番に信じてる男がこれだけ言うのならまあ、そうだろうなと。
おちゃらけ王を読んでからこっちそういう救世主属性を感じるようになった。
本人の意思に関わらず他者を奮い立たせてしまう形質。