1から作る創作 跳ね方
実はもう筆のままに書いて最後に締め方をーなんてすれば割となんとかなる段階に来ています。
でもやりますか、そういう企画ですし。
今の状況はこんな感じです。
思春期の子供みたいな拗れ方をしている主人公がナマ言ってるところですね。
こういう作中で現実の知識を求められるところでとる手段はいくつかあります。
まず1つ目、詳しく説明しちゃう。
簡単でわかりやすいです、ただ今回使うには本編のボリュームが足りなくて作品が乗っ取られます。あと単純に説明するには内容が複雑です。
次に2つ目、いっそスルーする。
気になるなら自分で調べろスタンスですね、短編ならこちらが多いかもしれません。本筋の内容にその知識が関係しないのであれば尚更です。
これは…、アリですね。どうでしょう。
そして3つ目、知識のないキャラクターを合わせて出してざっくりとした説明をする。
読者への窓口になるキャラクターを作る、と言えばわかりやすいでしょうか。
実際この方法は効果的で、作中で充分なだけの知識の説明ができます。変に地の文を利用すると確実でかつ全般の説明をしなくてはならなくなりますし。その点キャラクターの口を借りてしまえば「何となくこうである、こう思われている」なんかを過不足なく利用できます。
しかしながら、今回は登場人物が二人しかいません。そしてそれほど尺を取れません。
総合して考えると2をベースに3でサラリと触れるくらいが良いでしょうか。
カフェイン中毒ってなーにーって方向け
その実普通に薬物中毒に分類されるものです。
ないと落ち着かないだとか摂ったら摂ったで忙しないだとか、実際に健康への悪影響もあります。
こんな感じ…ですかね。シンプルに心配している鶴さんとそれに気付かない主人公って構図になってます。
別に鶴さんは主人公を怒らせたいわけでも嫌われたいわけでもないので、ここら辺で追求は収めるでしょうね。
正直ですね、掌編なんてここで終わりでもいいくらいです。
山もなければ谷もない、高尚な主題もなければ劇的な大立ち回りもないです。
ただ人が二人、出会って話をしただけです。
でも書いてて楽しかったでしょう?
ただそうですね、せっかくのハウツーです。鶴さんに、恐らく持っているであろう好意を垣間見せてもらって終わりましょうか。
では次回、「1から作る創作」の「鶴」最終回です。