1から作る創作 手の付け方
言い忘れてたような気がします、このマガジンは「私が1から作品を作るのを追いかけながら説明する」内容になります。
手っ取り早くお前の気をつけてることを教えろって方はTwitterでまとめてるものを見てください。
では実際に内容に入っていきましょう、準備段階で用意したモチーフを取り出しま…あれ?
…決めてませんでしたね。えーっと、誰かから窺ってもいいんですが、そんなすぐにもらえるはずもないので。
冬ですし、「鶴」にしますか。冬ですし。他意はないです、サービスじゃ…なくはないです。
まず「鶴」から情報を取れるだけ取ります。根こそぎまで行かなくてもいいですけど、鶴といえばを一通り思い浮かべてください。
鳥です、それも白い鳥ですね。頭の赤くて首と羽の先の黒い、足の長い白い鳥。
生息圏は、広いですねこれ。南米と南極以外にはどれかしらの鶴が一時的にでも滞在するそうです。ただ今回のイメージは馴染み深いですし日本でいきましょう。
食性なんかもこれなかなか雑食です。魚や虫、小動物から果物まで口に入るなら大抵行けるのではないでしょうか。
そして鶴で連想するもの、冬と水場ですね。自然の中、長い足でツンと立っているイメージがあります。
ひとまずこんなところですか、おおよそですが情景として
「冬の緑の水辺に鶴の立っている姿」
を置いておきましょう。
これを、要素として創作のベースにしていきます。そのまま鶴のいる光景を書けばいいじゃないって思う人もいるでしょうが、私がそれじゃつまらないので。
では「鶴」の印象からいきましょう。
ツンと、気高いイメージがまずありますね。でも厳しいわけではなさそうです、情の深い、近くで支えたりはしないけれど突き放しもせず見守るような感覚でしょう。
ここで大事なのは感覚です。実際のところどうなのか、なんてものはあまり関係がなかったりします。
例を挙げるなら…狼とかでしょうか。狼は一匹狼なんか言われてクールで孤高なんてイメージがあります。しかしまあ実際は犬と分派した生き物なので、群れで生活するしむしろ一匹だと普通に寂しがりますね。とはいえこれくらいの内容だとそのままギャップに使われることが多いですが。
はい、話を戻しましょう。「鶴」のイメージです。でもそうですね、狼のところで勘のいい人は察したかもしれません。
これは話全体の印象だったり、主人公の人格付けに使います。
色々しっかり決めた方が後が楽になるって言って、あれこれプロット建てる人もいます。ただ私の場合は
先が楽になる<書いてて息苦しい
なので大体いつもこれくらいで書き始めますね。ではまた次回に。