けんせいわざのおはなし

いやほら、せっかく「役割理論」の話をするんだもの
「軽く触れるだけだと省きがちな説明」もしたいやん?

てなわけでー
「牽制技」ってなぁに?のコーナー

ん?そもそも「牽制技」が初耳?
そりゃあそうだ、あまり一般的に使われるフレーズじゃないし今までの説明では出さなかった単語だもの

わかりやすい実例をあげるなら
水タイプのポケモンが持つ「れいとうビーム」がそれに当たる

要はアレだ、「主力技が通りにくい相手に撃つ技」のことだと思ってくれて相違ない


「あれ?役割理論って不利な相手に無理に張り合わないんじゃないの?」って疑問に思ったらだいぶ話をしっかり聞いて自分で噛み砕いてる偉い子だなぁって顔をする
そうその通り、「自分で倒せない相手を無理に対策しない」のは確かに大切なことだし心に留めておいてほしい

なら何故そんな「本来付き合わない相手に向けた技を覚えさせるのか」って説明をしよう

例えばそう
あなたは「ハガネール」を使っていて、相手は「サンダース」を出していたとしよう
とても有利な状況で、まあ何をしても「サンダース」に負けることは無い状況だ

だからこそ、「相手はほぼ絶対にサンダースを他のポケモンに替えてくる」んだよね
みすみすサンダースを捨ててくる可能性も無きにしも非ずだけれども、まずまずない

ここで出てくるのは、相手の手持ちに「ギャラドス」とかがいるなら間違いなくそれだなって想像をかなりの精度で出来るのよね
外れたらまあご愛嬌

それを踏まえて、この「ハガネールとサンダース」の対面
「素直に地震を撃つのが正解か」って話が出てくるのよ
「もしひこうタイプに替えられてしまえば相手はノーリスクで交換できてしまう」って懸念もある

この流れを想定して、「ひこうタイプに当てやすい技」をハガネールに仕込む、これが牽制技だ
「ストーンエッジ」とか「かみなりのキバ」とかがいいかな、そういう想定なら

あとは何より、「相手が交代してこなくてもハガネールならサンダースを押しつぶせる」から尚更ノーリスク

だからね、「ノーマルタイプがかくとう対策にエスパー技を持つ」みたいなのは「牽制技」ではないんだ
だって「かくとうタイプ」は「ノーマル技」を半減できないから、滅多に交代されてこないもの
あくまでそのエスパー技は「真正面から対面した時にかくとうタイプを押し切れるように」の技になる
閑話休題

んーっと、主力技との兼ね合いの話もしたいんだけど、頭が回らないから明日にするね

とりあえず今日は「こういう概念を持たされる技があるよ」ってお話だけー