日頃の力みをなくすための瞑想トレーニング
皆さん、こんにちは!
SARAスクール「心理・カウンセラーの資格」担当スタッフです。
前回「力むことによる影響」についてお話しました。
体に力が入っている状態だと、
スポーツのパフォーマンスが低下したり、
危機的な状況にある場合にすぐに逃げられなくなったり、
肩こりや頭痛などの体の不調につながったりします。
ですから、体をリラックスさせることは非常に重要なのです。
力みをとるためには都度の深呼吸も効果的ですが、
瞑想でも体をリラックス状態へと導くことができ、
普段から体が力まないようにすることができますので、
瞑想を取り入れて改善を図るのもおすすめです。
瞑想はどのような姿勢で行っても構いませんが、
リラックスでき呼吸がしやすい姿勢で行うことが重要ですので、
床に座ってあぐらをかき、無理のない範囲で背筋を伸ばし、
手を膝の上あたりに置く姿勢で行うのがよいでしょう。
力みをとるための瞑想法としては、まず呼吸に集中し、
呼吸は10秒かけてゆっくりと息を吸い、
10秒かけてゆっくりと息を吐きます(大体でOK)。
そして息を吐く際、肩が下がると同時に
力も下に抜けていくようなイメージで行います。
続けていくと肩あたりにジワジワとした感覚が出てきますので、
この感覚が出てきたら、次に息を吐きながら、
ジワジワ感が肩→肘→手の平というように、
腕を流れていくイメージで行ってください。
成功すると手の平にジワジワ感が移りますので、
次は息を吸いながら手の平→肘→肩に持っていきます。
これを繰り返し行います。
はじめは5~10分くらいを目安に行ってみましょう。
慣れてきたら、腕だけでなく、
ジワジワ感を体全体に移動させるようにしてみるとよいでしょう。
ジワジワ感が体の中を流れるイメージを持てると、
自分の体の感覚を敏感に察知でき、普段の生活の中で
力みそうな時にすぐに対処できるようになります。
また、瞑想自体にリラックス効果があることから
日課として取り入れることで、緊張やストレスに強くなって、
力みにくく、リラックス状態を保てるようになります。
そのほか、心が平穏になってイライラしにくくなる、
集中力が高まるなど、瞑想にはさまざまな効果がありますので、
この機会に瞑想を取り入れてみてはいかがでしょうか。