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まるでコーヒーの遊園地 中目黒のStarbucks Reserve Roasteryへ

昨日の中目黒歩きの続きです。
トラベラーズファクトリーを後にし、次に向かったのは…そう、Starbucks Reserve Roastery Tokyo。
数あるスターバックスコーヒーの店舗の中でも、世界に6つしかないフラッグシップストア(戦艦店)ということで、以前から気になっていました。
今回の主目的は、このお店でしか売っていないトラベラーズノートを購入することだったのですが…実際に足を踏み入れてみるとコーヒーだらけの世界に没頭して時間を忘れてしまうほどでした。

まず目に飛び込んできたのがこの巨大な建物
少しずつ近づいていくとその全貌が見えてきました
戦艦店にひっかけたのか船の形の建物
隈研吾氏による設計だそう
お馴染みのマークのリアルバージョンがエンブレムに
1階奥から入口を眺めたところ

オーダーの仕方もわからないまま入店して列のできている左側に進むと、そこで注文を受けていました。
私はここではシンプルにシングルオリジンを飲もうと決めていたので、コーヒー豆の銘柄と味わいの違いが座標上に示されている紙を見ながら、コスタリカ・コーぺビクトリア エッセンシア デ ムヘールという種類をチョイス。
淹れ方も選べたので、ケメックス(ペーパーフィルターのハンドドリップ)にしてみました。

奥のコーナーではスタッフによる試飲も

この日は月曜日で、店内はさほど混み合いはないものの抽出に10〜15分かかるとのことだったので、座る席を探しながら店内を見ていると、スタッフの方が淹れたてのコーヒーの試飲を出してくださいました。

2種類をいただいて、情けないことに最初に飲んだ方の銘柄を失念してしまいました。
けれど2杯目は、国内でも数店舗にしか導入されていない「クローバー」というマシンで淹れたコスタリカ。私が注文したものと同じものでしたが、味の輪郭がくっきりとして、後で飲んだハンドドリップより豆のもつ個性が感じられる気がしました。好みは分かれるところでしょうが、同じ豆でも抽出の方法でここまで味わいが異なることが印象深かったです。

どこに座ろうかと決めあぐねていると、ずらりと並んだサイフォンの前のカウンター席が一つ空いていました。何か特別な注文をした人が座るための席なのかと思ったので、念のため試飲をくださったスタッフさんに、「ここに座ってもいいんですか?」とたずねると、「特等席ですよ、ぜひどうぞ!」との答え。
嬉々として湯気を上げるサイフォンを見ながら座って待っていると、私が頼んだコーヒーと大きな赤いクロワッサンが運ばれてきました。

箔押しまでされていてデザインが可愛いので
集める楽しみも
オリジナルのマグカップに
なみなみと注がれたコーヒー
カード裏面

銘柄のカードの裏側には、農園のことや味のデータ等が記載されていました。それを読むと、はるか遠くの国の人々の手で育てられ、収穫から輸送、水洗に焙煎、バリスタによるドリップ…と、この一杯を口にするまでにコーヒー豆が辿った道を想像せずにはいられませんでした。
試飲で飲んだクローバー抽出のものよりも角がなくやわらかな甘みと酸味。全体の口当たりもおだやかな印象でおいしかったです。

手のひらより大きなサイズのクロワッサンは「コルネッティ ランポーネ チョコラート」というもの。中にはラズベリーソースが潜んでいて、甘酸っぱいベリーのパウダーがサクサクのクロワッサン生地を覆っていました。軽やかな酸味のあるコスタリカにもぴったり。(ちょっと食べにくかったけど!)

バリスタさんと会話をしながらコーヒーを楽しむお客さんの姿も。
コーヒー好きの方にはたまらない時間かも…
試飲をくださった方も丁寧にコーヒーの説明をしてくださって、初心者でも楽しくコーヒーの世界に触れられる気がしました。

まるでウイスキーの蒸留所を思わせる
巨大な銅のカスクには
焙煎した後のコーヒー豆を一時寝かせたりしているそう
1階奥には美味しそうなベーカリーのコーナーも
1階と2階の間の踊り場の壁に埋め込まれたマグ
様々な銘柄の名前が入ったカード
紙もの好きにはたまりません
各フロアに席が設けられています
上階ほど空いていました
眺めのいいテラス席も
この日は1月にしては穏やかで暖かい日でした
巨大なフラスコに入った生豆
1階の物販スペースで無事
トラベラーズノート限定リフィルもget

1階から4階までを見て回り、気がつけばあっという間に2時間ほどが経っていました。
パイプの中を少しずつ運ばれていく焙煎前の豆、焙煎した豆を袋に詰める機械の音、香ばしいコーヒーやペストリーの香り、異国の言葉も混ざる楽しげな人々の会話の声…
コーヒー好きの人には特にお勧めしたい、東京の注目スポットStarbucks Reserve Roasteryは、まるでコーヒーの遊園地のような空間でした。

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