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「書き出す」ことで自分を知る

少し前、「メモの魔力」の本を出したSHOWROOM社長の前田裕二氏がメモを取ることの良さを説いていましたね。

実はわたしも中学生のことからメモ魔であり、自分ノートを書いているような人間でした。だからその効果は実感済みです。彼の言う「メモ(自分ノート)の持つ力」に対して全く同じ意見でした。
多くの人は知っていると思います(特にnoteにいる方は意識高そうなので需要があるか心配です(笑))が、その力を実感しているわたしの実体験を基に話すことで、まだ実践してない人やよくわからない人にわたしの言葉でも伝えることができるのでは?と思い、自分の思考整理のためにも今書き始めています。

「メモを取る」行為から得られるもの

メモというと「忘れないように書き留める」「簡単な文で書く」といったイメージがあるかと思います。ですが、この本でいうメモを取ることはそれだけで終わらずもう少し先まで考えられていると思います。

メモの取り方という技術面も大事だけど、ただのメモから「ファクト」→「抽象化」→「転用」し、「自分」が見えてきて、「やりたいこと」も見えてくる。
つまり、自分にとって普遍の価値観だと感じられる人生の軸を見つけられたら「夢を実現する」「生きたいように生きられるようになる」ことが叶えられるのではないか

という内容かなと。自分軸を見つけられることは本当に人生において大事だと思っていて、その手段として書き出す行為は有用だと考えます。

最近ではダイソーの「もしもノート」や「シンデレラノート(自分磨きノート)」なんてのも流行っていますよね。

「自分磨きノート」とは、なりたい自分や達成したい目標を明確にして、それをかなえるための思いや行動を記録するノートのこと。
目標達成までのモチベーション維持に効果があると、インスタグラムなどSNS上で話題になっています。
自分磨きノート(シンデレラノート)には、特に決まったルールはありません。自由に、オリジナリティー溢れる「自分のためだけのノート」を作れるのも魅力的です。https://woman.mynavi.jp/article/210611-21/参照

これも近いものを指していると思いました。

わたしのやり方

わたしは中学生の時、猛烈に病んでいました。小学生の時から嫌なことばかり経験していたので人生うまくいかない、もう生きてても良いことないと言い続け、中学生になってからも良くないこと続きだったので毎日「死にたい」しか言えないようになっていました。

そんな時母親から「そんな文句言うなら日記でもつけたら良いんじゃない?」といわれました。
これがきっかけとなってわたしはノートを書き始めました。当時母はどんな思いで言ったのかわかりませんが、感謝しています。

しかし、実際に日記を書こうとするとうまくいきませんでした。
ただの記録になってしまってただ自分がいかに辛い状況にあるかを実感させられるだけでした。そこで、これは遺書を書いているんだって思うようにしました。

「毎日生きているのが辛い。今日も友達には無視されて部活では先輩に走らせれて罵られた。先生には”お前は勉強ができて偉いな”って言われるだけで助けてくれない。良い子にしてたら助けてくれるって言ったじゃん。笑ってたら良いことあるって聞いたのに。もう限界。死にたい。全部お前たちのせいで死んだんだからな」みたいに自分の思うままの気持ちを吐き出して書きました。

すると少し心が軽くなったのがわかりました。
こんな風に毎日思ったことを殴り書きしてぜーーんぶ書いたらおしまい。

最初のうちは暗い内容ばかりで意味あるのかな?と思っていましたが、しばらくすると良いことも書くようになり、授業や本から聞いた良い話をメモするようになりました。前向きなときはこうなりたいという希望や将来の自分の想像、時にはゲームの攻略情報までくだらないことでもなんでもそのノートに書きました。

わたしは当時そのノートのことを「Sarasaのなんでもノート」と呼び、机の一番取り出しやすいところに置いていました。

そして、その時から約15年。
わたしは当時そこに書いていたことを全て叶えています。
自分という人間がどういうものか理解し、自分を受容することが出来ています。
自分の軸があるので、何をするにも楽です。

今もなんでもノートは続けていて、自分との対話の場所にしています。


・あー今自分はあの人にイライラしている。
・これを叶えたいと思っているけどうまくいってないんだ。
・今日食べたあれは美味しかった
・さっき教わったことは忘れたくないな

それをまた後日見返します。
そして向き合います。


・あんなにイライラしてたのにもう許せたな、わたしも謝ろう
・うまくいってない原因を考えて今はこういう風に考えて行動しているな。
・家でもあの料理が作れるようにやってみよう。
・そのことを調べてたらこんなことにも興味が持てた。

こんな具合です。第三者目線が持てるようになるのかもしれません。

まずノートを準備して、書いてみよう

これができるようになってくると、今度は大きな目標が出来た時にどうやってそれを達成しようと考えられるようになります。だからビジネスにも役に立つと思います。
だから「メモの魔力」の本があんなに売れたんですよね。

今日は長くなりました。少しは伝わったでしょうか。

公開してもいい内容ならこのままnoteの記事にしてもいいと思います。
目標を語る記事は人気がありますよね。
せっかくの書き出す場所があるわけですから。
ネガティブで見られたくない人は裏紙でもノートでもそこに気持ちを書きなぐりましょう。

わたしなら「あー眠い。今日は頑張ったなあ」と書き始めるでしょう。
そんなスタートでいいんですよね。


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sarasa|幸せにこだわるライフコーチ
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