六龍が飛ぶ Roots of the Throne
ユ・アイン主演のドラマ『六龍が飛ぶ』の感想です。(ユ・アインかっこいー!!!)
あらすじ🐲朝鮮王朝初代王・李成桂、李成桂を王にした男・鄭道伝、朝鮮王朝第3代王・李芳遠、鄭道伝の護衛武士・イバンジ/タンセ、バンジの妹・プニ、李芳遠の護衛武士・ムヒュル。この6人の龍たちが、朝鮮王朝建国のため奔走する物語。+バンジの想い人かつ鄭道伝の為に(新しい国を作るために)動くヨニ、の7人がメインキャラクター。主人公はユ・アイン演じる朝鮮王朝第3代王・李芳遠。(カタカナ表記の人は架空の人物)(根の深い木※朝鮮王朝第4代王がハングルを創る物語。とセットで見るとめちゃめちゃ面白い)
まず!まあ建国の物語だから、ストーリー性がめちゃくちゃあってアツい。それぞれの志があるから、登場人物全員好きになれる。日本でいうなら幕末の物語っぽい。相反する思想ではあるけど、新撰組も好きだけど龍馬のことも好きになっちゃう。そんな感じ。
↑とりあえず予告
フィクションとしてめちゃめちゃ面白いのはもちろんなんだけど、これは史実を調べながら見るとより面白い。架空の人物たちも史実には残っていないけれど、「民」としての側面のプニのような人はいただろう。この国を良くしたいという想いと、自分の欲望と……伏線だらけで気持ちの良いドラマです。
それから、台詞がすごくいい。きっと伝えたいことがあるんだろうなあという意志のはっきりした言葉たちが多い。例えば、
戦とは何か知っているのか?どんな言葉で着飾っても、人を殺すことに違いない。
これは李成桂の台詞。この覚悟があったからこそ高麗の英雄となれるほどの武将だったのだろう。幼い頃のこの言葉があったからこそ、バンウォンは孤独を受け入れたんだろう。
戦は富める者が始めるのだ、死ぬのは貧しい者だから。戦は老人が決めてはならぬ、死ぬのは若者だからだ。
この台詞と合わせて、「戦」(ニアリーイコール戦争)への主義主張ではないかと思ったよ。
他にもたくさん挙げたい台詞はあるんだけど、ネタバレになりそうだからここまで!私はこのドラマの台詞に感銘受けすぎて、もし私が当時成均館に通う生徒だったら(はい???)、それこそ鄭道伝のことをチャントゥガル(※モンゴル語で最強の男。六龍が飛ぶ頻出単語です)だ…!と言っていたと思う……