展覧会。『雪舟伝説』京都国立博物館 終了してます。
今日は富岡鉄斎と雪舟を2つ展覧会
梯子して見てきました。普段は1つの
展覧会をゆっくり見るというのが
いいのですが・・・前期後期、1〜4期が
ありまして・・・急がないと見逃して
しまうのも多いです。
『没後100年富田鉄斎展』京都近代美術館Momak2024年4月2日(火)→5月26日(日)
第1期 4月2日ー4月14日 終了〆
第2期 4月16日ー4月29日 終了〆
第3期 5月1日ー5月12日 終了〆
第4期 5月14日ー5月26日 終了〆
烏丸駅よりバスで20分ほど。
感想:わりと作品数は少なめです。
ちょこちょこ1期から順に通う必要性が
ありそうです。鉄斎ファンにはたまらない
展覧会。
鉄斎の中ではめずらしい変態的な逸品。
勾白字とは文字の輪郭を残し、中を白く抜いた文字のことで籠字ともいうらしい。清の時代、文字の輪郭の中をわざと白く残し、花、木、人間等で
埋める趣味が流行ってたそうです。
参考:展覧会より
✴︎
『雪舟伝説』京都国立博物館
第一期4月13日(土)ー5月6日(月・休)
終了〆
第二期 5月8日(水)ー5月26日(日)
終了〆
岡崎公園(京都国立近代美術館や京セラ
美術館があるところ)よりバスで20分ほど。
✴︎行くべき理由:今回国宝が6点見れます。
✴︎展示構成ざっくり:なぜ雪舟がこれほどまでに評価が高いのか?という疑問を*他の時代の画家たちの絵を順を追って見ることにより雪舟の理解を深めようというのが今回の展示構成みたいです。
*等伯、探幽、光琳、若冲、蕭白、応挙、
雲谷、狩野派など。
学芸員の方が音声案内でこのように語られていました。それは以前の雪舟国宝展で雪舟の国宝が一斉に展示室に並んだそうです。その時になぜ雪舟は他の画家たちに比べこれほどまでに評価が高いのか?と疑問が浮かばれたそう。
私たちが雪舟を見る時に純粋無垢な眼で雪舟の作品を見ているということはなく、あくまでも先人の積み重なった評価という目で作品を見ている。なので雪舟が誰にどのような経緯で評価されてきたのかを順を追って見ることにより、雪舟の理解が深まるだろうと。おおむねこのようなことを語られていました。参考:音声案内
感想:たしかに雪舟の絵はそれほど技巧に富んでうまいのか?と言われたら、絵のうまさでいえばもしかしたら若冲や光琳の方がうまいとも言えます。しかし評価でいえば圧倒的に雪舟が上でしょう。そういう意味では今回の展覧会では「いい絵画とはなんだろう?」とアートファンが長年抱いているであろう疑問に答えていく求道的な構成であるとも言えます。
多くの画家や有力者から愛された画家雪舟。ぜひ一度足を運ばれてください。癒されますよ。
✴︎写真はポスターです。