体験するパフェ、ASAKO IWAYANAGIのUX
スイーツが好きだ。お店に独特の世界観があることも、買いに行くためにオシャレをすることも含めて大好きだ。
そんな自他ともに認める甘党の私ですが、先日この名店にはじめて行ってきました。
等々力という、普段は絶対に足を延ばさない場所。今週は、仕事がリモートワーク推奨週間で、ふだんより融通が効くので、平日の午前中にちょっと早起きして行ってきました。土日は2時間待ちするほどの人気店らしく、なんとこんなご時世でも、平日真昼間に行っても、すでに30分待ちほどの待機列ができていました。並んでいる人たちはみんな同世代か少し若いくらいの女性で、仕事の電話をしはじめる人が多くてちょっと笑った。
というか、この待機列に並ぶこと自体が、ASAKO IWAYANAGIの魅力の一つなんだなと思えてきました。
まるでスイーツ版二郎!並ぶためにリサーチ必須な待機列
ASAKO IWAYANAGIの店舗は、3つに分かれています。田園都市線・等々力駅の線路沿いを歩いて、いちばん手前にあるのがテイクアウト専門店の「ASAKO IWAYANAGI PLUS」。そのすぐそばにあるのが、パフェやケーキを店内で提供している「ASAKO IWAYANAGI」。そしてその奥にあるのが、待機列専用のスペース。
そう、このお店に入るには、普通のカフェとはちょっと違った手順を踏まないといけないんです。行列をさばくために、客側とお店側が知識としてオペレーションを共有して動いている様は、まるでスイーツ版二郎か。
そして店内はとにかくデザインがオシャレ。色味はグレート黒に統一されていてスタイリッシュなのに、所々に木目のインテリアが使われているので、住宅街という立地にうまく調和しています。ムラのあるペイントをされた壁とか、シルバーのテーブルは、とにかく映える!こういう、高級感と丁寧な暮らし感のバランスが、今っぽいなぁと感じました。
あとは、おしぼりがすごい!言うとネタバレになってしまうので言えないけど、今までに見たことがない形式で登場します。どんだけオシャレやねん。
五感で味わうどころじゃない、体験できるパフェが来た
店内でいただけるパフェは2種類。私が注文したのは、「スペシャリテ・パルフェ」で、ドリンクとセットになって¥3,500。高い!でも、事前下調べでメインメニュー的な扱いだと聞いていたので、こちらに。ちなみにもう片方は「季節のフルーツパルフェ」で、今の時期は柑橘系でした。
セットのドリンクとして、お勧めしてもらったのが日本茶というのも、大人っぽくて素敵。パフェには、大きい苺が大量に乗っているんですが、今まで食べたどの苺よりも甘くて美味しい。2つ載っているアイスクリームのうち、片方は苺なんですけど、もう一つはなんとルッコラ。お皿に載っているオリーブオイルかお塩をつけて食べるのがおすすめだそうです。「え、なんでルッコラ?」と思いつついただいたんですが、ジェラートみたいな感じで美味しい。なにより、調味料によって味が変わる、という体験が新鮮。サプライズと感動が連続で味わえる、すてきなアイスでした。
店員さんは、忙しいはずなのに、提供時にパフェの食材や味わい方を丁寧に説明してくれます。作ってる人から直接解説を聞ける機会ってなかなかないので、集中して味わおうっていう気持ちが一層強くなりますよね。
つい長居してしまい、会社に着くのが予定より遅くなったけれど、それはそれでいいかなと…。こんな風に、日常のなかにちょっとした幸せを感じさせてくれるスイーツという存在に、改めて感謝したいと思ったひとときでした。
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