「弱さ」も「傷」も愛しいと伝えたい
こんにちは、ハンドメイド作家のsarariです。
Creemaに、新作を追加しました。
「Look at me.」というシリーズで、女性の名前を冠したピアスを制作しています。
それぞれのピアスには女性の名前が冠してあるだけでなく、それぞれの女性のプロフィールも綴っています。
今回は「Look at me.」シリーズに込めた思いについて、お伝えしていこうと思います。
「弱さ」も「傷」も愛しいと伝えたい
女性の名前をつける時は、アクセサリーに使用した天然石から得たイメージと、海外の女性の名前の持つ意味をリンクさせて選びます。
実はそれぞれの女性のプロフィールにはモデルが居て、例えば私の大好きなアイドル、憧れている人、大切な友達などがモデルになっています。
先日Creemaに追加した「Stella」と「Layla」もまた然り。
今回モデルさせてもらったのは、私の大切な大切な友人です。
これまでの「Look at me.」シリーズの女性たちは、「こんな人に慣れたらいいな」と憧れるような存在を描いてきました。
どんな物事にも裏と表がありますが、どちらかと言うと「表」を強調したプロフィールを綴ってきたのですが、今回は表だけでなく特に「裏」の部分に焦点を当ててプロフィールを書いています。
弱さ、脆さ、過去に負った傷、自分の好きになれない部分…。
そういった「人間の弱さ」に着目して、「そういった部分があってもいいよ」「そういうところも愛しいよ」ということを伝えたくて、人の「裏」や「影」を盛り込んだプロフィールにしています。
あたたかな輝きを持ちながら、その裏では傷を負っている「Stella」
「Stella」は「星」という意味。
ブルーフラッシュ、アイオライト、ラブラドライトたちは「宇宙」や「銀河」を連想して組み合わせた天然石たち。(ブルーフラッシュは人工石です。)
そのイメージに合わせて「星」を意味する「Stella」をつけましたが、このアクセサリーのプロフィールには「月」の要素も含めています。
月もまた星のひとつであるし、「月」に「傷」と「輝き」というイメージがあったから。
また、私の大切な友人を表すのに、「月」という言葉が良く似合うと思いました。
表で見せている明るさ、輝き。
その裏にある傷、好きになれない自分。
その対比がまるで月のよう。
あたたかな輝きを持ちながら、その裏では傷を負っている。
そんな人だから、丸ごと包み込んであげたくなる愛しさがあります。
私の大切な大切な友人をイメージしながら綴ったプロフィールを、読んでいただけましたら幸いです。
過去の傷を癒し、人々を優しい愛で包み込んでいる「Layla」
「Layla」のモデルには、別の方を。
「Stella」もですが、「Layla」のプロフィールにも天然石の意味を重ねています。
「Layla」に使用した天然石はアメジストなので、「出会い」や「愛」などの意味を踏まえつつ、モデルとなる別の方を想像しながらプロフィールを綴りました。
その方は心優しい人なのだけれど、その優しさの根っこには暗い過去を抱えています。
「愛とは条件付きのものである」
生い立ちによって、そんな思い込みを抱えてしまった人。
しかし今は最愛のパートナーとの出会いによって、過去の傷を癒し、人々を優しい愛で包み込んでいる人で、その姿をアメジストの持つ意味と重ねながらプロフィールを綴りました。
私の綴った言葉がどなたかの心や暮らしに届いていたら
私はこのブログで「誰かの選択肢になりたい」ということを大切にしているのですが、私の作るアクセサリーたち、今回で言えば、「Stella」や「Layla」アクセサリーに添えたプロフィールやストーリーも「誰かの選択肢になりますように」という願いを込めています。
私の活動は、どんな活動であれ、「誰かの選択肢になること」をテーマに行っています。
ハンドメイド作家としての活動(アクセサリーに添える文章など)もそう、このブログもそう、ハンドメイド作家さんに褒め言葉のシャワーをお届けする活動である「ハンドメイドの褒め屋さん」(詳細はコチラ)もそうだし、そのほかの活動もそうです。
「こういう生き方の人も居る」
私はそれを伝えたくて、でも押し付けたくなくて。
ただただここで「私はここに居るよ」「こういう人も居るよ」ということを淡々と、コツコツと綴り続けています。
私の活動が、私のアクセサリーが、私の綴った言葉が。
もしどなたかの心や暮らしに届いていたら、それだけでとても嬉しい。
ということで、新作を見ていただいたり、作品紹介文である「Stella」と「Layla」のプロフィールを読んでいただけましたら幸いです。
sarari