好きな色を躊躇せず選ぶ所からはじめる 〜自分への愛〜(660字)

○○○さんは様々な色の中から自分が使うものを選ぶ時、どのように決めますか。

私は長く使えそうな無難なもの、汚れの目立ちにくいもの、人から見て笑われない悪目立ちしないもの、流行りに準ずるもの、人が先に選んでしまい残った色etc.を選ぶことが多かった、と気が付きました。

車ならば売却時に売れ易い色、スーツケースであれば家族全員が使える色、兄弟姉妹共用出来る色etc.自分の素直な気持よりも優先しなくてはならない何かが付きまとうこともあるでしょう。

私は、何年も前から欲しかった、床に置くソファクッションを買うことにしました。自粛生活が丸2年続き、部屋を少しでも快適にし、我慢ばかりしがちな自分に何か与えたい気持ちになったからです。

カバーを沢山の色や素材から選べるのですが、いつも通り“床に置くものだから汚れが気になるな”と感じました。お店の方のアドバイス内容も、売れ筋の色もやはり“濃い目のカラーだけれど、濃すぎて埃が目立つことは無い”と言うものでした。私だけでは無い、共通意識を感じました。

けれども今回、圧迫感が無く部屋が明るくなり、素材がふっくらと見える“クリームホワイト”を心のままに選んでみました。“カバーなのだから、どうしても嫌ならばたまには自分のために奮発して買い替えてやろう”とイメージしてみました。

“様々なマイナス要因の対策として色を選ぶ”と言う姿勢を止めてみた先に、どのような景色が見えるでしょう。到着とその後の心の変化が楽しみです。“自分を愛する”とはそんな小さなことからなのかも知れない、と感じております。


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