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「おねえさん」と呼びかける接客が嫌いでしたが・・・

たまに本屋の店員やってます。
いろんなお客さん(ご高齢の方々が多め)が来店されて、ちょいちょい話をして。良いことばかりではありませんが、楽しい時間です。が、その本屋も来月閉店。コロナには勝てませんでした。ありふれた私の日常が変わっていきます。

そんな本屋に、先日、小さいお子さま連れのお母さんが来店されました。絵本を持ってウロウロしている子どもに「ほら、おねえさんに渡して」と。
そのときレジにいたのは、私と私より5歳年上のパートさん。二人で「おねえさん」に反応して、「いやいや~」と苦笑い。ここでの「おねえさん」は、ただただ恥ずかしい。
 
ときどき、お客さんのことを「おねえさん」と呼びかける接客のお店がありますが、あれはどうにも好きになれません。呼びかける店員さんのお母さんくらいの歳の私に「おねえさん」。そこは「お客さま」でいいんじゃないの?と思いますが、もしかしたらオバさんたちへの最大級のおもてなしかしら?この歳で「おねえさん」と呼ばれると、くすぐったい・・・を通り越して、「えっ!初対面なのに?」としか感じないんです。
 
ここのところ「おねえさん」接客には出会っていなかったのですが、ショッピングモールでのこと。エレベーターを上がったところで、スマホの勧誘をやっていました。ハッピを着た男性スタッフが声をかけていくのですが、私が通り過ぎようとしたとき・・・「おかあさん!!」。
スルーしようとしたら、もう一度「おかあさん!!」。やっぱり私のことよね。
そうです、彼からしたら母親かそれ以上の歳です。間違ってはいませんよ。けれど「おかあさん」は、私の心に衝撃的。
赤ちゃんを抱っこした初々しいママさんなら、かえって「おかあさん」はくすぐったくて嬉しいかも。しかし、あまりに間違ってなさすぎる(脳内は若いつもりの)50代に「おかあさん」は、残酷です。
 
「おねえさん」接客を毛嫌いしてごめんなさい。「おかあさん」よりはやっぱり「おねえさん」がいいです。若くもなく、老人でもない(たぶん)、繊細な50代のわがままを許して~。
 
願わくば、接客は老若男女「お客さま」で統一していただけないでしょうか。
 

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