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110.七輪で秋刀魚を焼く時間

本日は、天気が良かったため家族と庭でバーベキュー。
通常夕方には終わるのだけれども、
母がちょうど最近七輪を買ったため
暗くなっていたが秋刀魚を七輪で焼くことにした。

家族4人で七輪を囲み、4匹の秋刀魚をずっと見つめている時間。

光り輝いていた秋刀魚が、
徐々に音を立てて焼き色がついていくことをじっと見つめる。
時間がゆっくり過ぎるように感じた。
目の前の秋刀魚を愛でるように焼くというかなんというか…。

普通ならコンロに秋刀魚を入れてスイッチを押し10分放置するであろう。
こんなに秋刀魚に想いを馳せるような経験はしたことない。

この七輪で秋刀魚を焼くという行為を通して
私にとっての幸せを感じた。

家族全員で目の前の秋刀魚を焼きそれを囲んでいること。
秋刀魚を通して他愛もない話をしていること。
変わりゆく秋刀魚の姿を通して命の尊さを教えてもらったこと。
スマートフォンなどに縛られないで生活しているということ。
簡単にできるものを、あえて時間をかけて丁寧に扱っていること。

なんだかジンと来るものがあった…

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