ネチネチ
小学生までは、特に人間関係を気にする事なく
ただただ誰とでも仲が良かった。
違和感と出会ったのは中学生になってからだった。
入学して少し経ってから、省くという行為を目にしたり、陰口がそこかしこから聞こえてくるようになった。
小学生の時ももちろん喧嘩はあった。
でもこんなにネチネチとした質感のものではなかった。
他人事のように言っているが、もちろん私の中にもネチネチは生まれていた。
1人で溜めているとモヤモヤして、吐き出すと自分が楽になれた。
あいつも自分の事を悪く言っているのだから、気に食わないから、そんな汚い感情が、そして学校という環境がネチネチをさらに増大させた。
ネチネチでいっぱいになっている学校は窮屈で居心地がいいものではなかった。
それと共存しながら、そして周りの人間に合わせながら生活していた。
成長して、大人になっていくにつれて
ネチネチはそこら中に存在することがわかった。
職場やSNS、溢れんばかりのネチネチでいっぱいになっていた。
人と人の間にできる差がこうさせるのだろうか。
それとも得体の知れないストレスという名の化け物が私たちのネチネチを増大させてしまうのだろうか。。。
幸いな事に私の友達は遊んでいる時に
ネチネチを持ち込んでくる人はいない。
そういう時は、心底楽しいと思える。
ネチネチからもモヤモヤからも、ストレスからも全てから解放されるあの感覚はすごく居心地がいいものだ。
ネチネチがこの世からなくなることは絶対にない。
きっと近すぎず遠すぎずの距離で共存していかなくてはならないのだと思う。
これからはサラッとスッキリした日が多くなるよう、ネチネチとは距離をとりながら生きて行きたいと思っている。
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