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いつかこの日も忘れてしまうのだろうか。
紫色の夕焼け。
脚にあたる波の揺らぎ。
ふざけて叫んだあなた達の声。
更けていく空の哀しみ。
遠くから聞こえてきた夜の歌声。
あなたの目に何も残らなくても。
あなたの耳に何も残らなくても。
わたしが、この空をおぼえておくから、どうぞ安心して新しい明日を迎えてください。
わたしが、この波の揺らぎをおぼえておくから、どうぞ安心していつでも帰ってきてください。
ここが、わたしが、あなたのふるさとです。
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