見出し画像

マッドフラッド探訪記 半田赤レンガ建物 カブトビール工場

以前に予告記事を書きましたが、半田市にある赤レンガ建物に行ってきました。

名鉄電車で観光PRしている「半田赤レンガ建物」、元はビール工場でした。

画像3

HPはこちら
https://handa-akarenga-tatemono.jp/about/

画像6

画像6

画像7

生のカブトビールを中のレストランで頼むことができます。これはとてもおいしかったです。

27723カブトビール(1)

明治のカブトビールと、大正のカブトビールがありました。どちらも下面発酵のラガービールですが、私は黒っぽい明治が好きでした。

瓶でも売ってますよ(^^)/

27725メニュー表2(1)

以前友人と半田市にきた時、あるお土産屋さんでカブトビールの瓶ビールを購入したところ
「こういう地ビールって、そんなに美味しくないよ。やっぱり技術力のある大手のメーカーの方が精製度が高くて美味しいよ」
と言われて、しかもその方はニッカウイスキーにお勤めした酒豪な方だったので
「そうなのかな?」
と思ったのですが、実際飲んでみたら、すごく美味しいと私は感じました(^^)/

今回、8月にすでにこちらの建物には行っていて、記事も書きかけていたのですが、公開することをためらってました。

と、言うのも・・・
公会堂だの、市役所だの、迎賓館だのとは違って、こちらの建物のルーツは、「丸三ビール」でミツカンの創業者一族のものだとハッキリしてるからです。
中埜酢店4代目・中埜又左衛門と後の敷島製パン創業者・盛田善平らにより、「丸三ビール」と名づけられたビール会社があったのですが、これが後の「カブトビール」です。
非上場の同族経営の会社で、しかも現在も半田で勢力を振るう醸造系の会社。ミツカン酢は全国で販売されている。
半田で有名な「清酒国盛」も元々は中埜家からきているとなると・・・
これはガチで今も生身で中埜家の人たちが生活されていらっしゃる、ナマモノなケースで書きづらい。あとはお察しくださいませ笑

醸造系の会社はあれなんですよね。
実はすごい実力と勢力を持っているのがわかります。
江戸時代から続く、古い伝統の・・・と表向きは渋く見せているが、実は最先端バイオテクノロジーの会社です。酵母や麹は、人類にとって非常に重要な知的財産なのです。

記事を書くのにどうしたものか悩んでいたときにこちらのAkikoさんの動画に辿り着く。

ヤマサ醤油さんの赤レンガ工場について、お話しされてます。

千葉県のヤマサ醤油工場見学に私も行ったことがあるのですが、レンガについては全く覚えていない。醸造系の建物にはなぜか赤レンガが使われているという話になってきます。動画の尺は長いですが見る価値あります。色々な情報が入ってます。

32:05くらいから、Akikoさんの考察が始まります。

赤レンガの工場は、実は実験施設なのではないか?と。

半田赤レンガ建物は、全国で5本の指に入るほど大量の赤レンガが使われている建物だそうです。

タルタリア建築の観点から行くと、

赤レンガ = 発電する建物

赤レンガの持つエネルギーを使って、色々な酵母や麹を生み出す実験が行われていたのではないかと推察される。

そして、この動画のチャット欄で言及がありますが、ヤマサ醤油がmRNAワクチンに欠かせない重要な原料を製造していて、今回のワクチンの原材料として提供しているそうです。

その物質の名前は「シュートウリジン」

元記事リンクを貼っておきます。

Yahooニュースの元記事がなくなることもあり得るので、引用文も載せます。
2021年10月10日配信。

新型コロナウイルスワクチン 日本が誇る“しょうゆ”老舗企業が原料製造 

新型コロナウイルスのmRNAワクチン。このワクチンには、調味料の日本の大手製造メーカー「ヤマサ醤油」が製造する原料が使われています。いったい、なぜ?そして、その原料とは?
 
「ヤマサ醤油」(千葉・銚子市)は正保2年(1645年)の創業、300年以上にわたって食卓に欠かせない調味料“しょうゆ”を作り続けています。そんな老舗企業の伝統の技術がいま、コロナ禍の世界を変える“ワクチン”の原料として活用されています。mRNAワクチンに欠かせない重要な原料を製造、日本や世界で使われているファイザー社とモデルナ社に提供しているのです。

■ヤマサ醤油が製造 新型コロナワクチンの原料とは
 ヤマサ醤油が作っているワクチンの原料は、「シュードウリジン」という白い粉状の物質です。ワクチンでどんな役割を果たしているのしょうか。

ヤマサ醤油によると「シュードウリジン」は、新型コロナワクチンのmRNA(メッセンジャーRNA)を構成する物質の1つで、私たちの体の細胞にも存在しています。mRNAは、体内で炎症を起こすことから、医薬品としての実用化は難しいと考えられていました。

しかし2005年、新型コロナウイルスのmRNAワクチンを開発研究したドイツの製薬大手、ビオンテックのカタリン・カリコ上級副社長と、アメリカ・ペンシルベニア大学のドリュー・ワイスマン教授の2人は、mRNAをこの「シュードウリジン」で構成すれば、炎症が抑えられるという論文を世に出したのです。
私たちの体は、異物が入ってくると防御するために免疫機能が作用します。この免疫機能が、体内に取り込まれたワクチンのmRNAを異物ととらえて、作用できないようにしてしまわないように、「シュードウリジン」で構成されたmRNAを使うことで、免疫機能を回避し、目的のタンパク質を生成することができるのです。
※コロナウイルスの突起部分=スパイクタンパク質のmRNAを投与すると、そのmRNAによりスパイクタンパク質が細胞内で生成され、結果それを攻撃する抗体が作られます。通常のmRNAでは、免疫機能により減少し、蛋白質が作られにくくなるところ、「シュードウリジン」に置き換えたmRNAの場合、この免疫機能を回避できるようになり、十分タンパク質が作られるようになります。
「シュードウリジン」がなければ、mRNAワクチンを接種しても、ウイルスを攻撃する抗体が十分に生成できないといっても過言ではありません。

■なぜ、ヤマサ醤油が製造?
なぜ、「シュードウリジン」の製造をヤマサ醤油が?ヤマサ醤油の医薬・化成品事業部の担当者に聞きました。
「日本の料理は、だしで決まる」かつおぶしやしいたけからとる出汁は、日本料理の味を引き立てます。ヤマサ醤油も長年この「うまみ」の研究を続けています。
かつおぶしのうまみの成分はイノシン酸、しいたけのうまみ成分はグアニル酸。これらは「核酸化合物」です。そして、シュードウリジンも「核酸化合物」の1つなのです。ヤマサ醤油は、1970年代から60年以上にわたって、核酸関連物質の研究をしてきました。1980年代には、試薬としてすでにシュードウリジンを海外に輸出していたのです。

■コロナワクチンなど医薬品の原薬の新工場を建設へ
去年12月初め、ファイザー社が新型コロナのmRNAワクチンが世界で初めてイギリスの規制当局から緊急使用の承認を受けたと発表。その後アメリカも。
すでにヤマサ醤油は、「去年の秋にはシュードウリジンの増産体制を整えていました」と担当者。千葉県銚子市にある工場は現在、フル稼働だといいます。今年5月には、新型コロナウイルスワクチン等、核酸医薬品の原薬のための新たな工場の建設予定で、約30億円を投資すると発表しています。

では、なぜヤマサ醤油の原薬が新型コロナワクチンに使用されることになったのか?
mRNAは、新型コロナワクチンとして開発されるよりも前から治療薬や他のワクチンとして研究開発されてきました。その研究段階からヤマサ醤油が製造したシュードウリジンが使われていました。
担当者は「私たちはうまみ成分の研究に端を発して、長年、核酸化合物に特化して事業展開し、いち早く工業製造に乗り出して、シュードウリジンを製造供給してきました。製法は開示できませんが、私ども独自の製造方法があります」と世界の企業に負けない自信をのぞかせました。

私が何年か前から自分で味噌を作ったり醤油を仕込んだり発酵食品のミキを作るワークショップに参加したりしているのも、

発酵や醸造のもつ力を自分に取り戻したい

と感じているからなのかな?

何ひとつ無駄な経験はないですね(^^)/

全て自分に必要なものは与えられるって、自信が出てきますね(^^)/


いいなと思ったら応援しよう!