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ホステスを辞めて起業した理由──「引き算の法則」で決めていたこと
はじめに
高校卒業後、ホステスとして10年続けてきた仕事を卒業し、29歳になる今、株式会社バレンタインを立ち上げました。
「どうしてホステスを辞めて起業しようと思ったの?」「どうやって起業の道を選んだの?」
そう聞かれることが多いので、今回初めて書くnoteでは、私がどのように起業に至ったのかをお話しします。
今回、お伝えしたいのは、私が学生時代から大切にしている
「引き算の法則」
についてです。
これは、私が語学を習得した経験から生まれた考え方で、
**「先にゴールを決めることで、やるべきことが明確になり、成功へ最短で進める」**というものです。
起業に限らず、ダイエット・語学学習・人生のあらゆる場面で使える考え方なので、
「何かを成し遂げたいけど、どう頑張っていいかわからない」と思っている人の参考になれば嬉しいです。
1.どうして起業しようと思ったのか?
「どうやってホステスから起業に至ったんですか?」
「なぜ起業しようと思ったんですか?」
よくインスタでも聞かれるこの質問。私の答えはシンプルです。
『起業しようと思ったのではなく、起業すると決めていた。』
私は20代前半の頃から、30歳までに起業し、ホステスを辞めると決めていました。
だから、そのために何をするべきかを逆算して考え、行動してきたんです。
2. 「引き算の法則」に気づいたきっかけ
この考え方を私は「引き算の法則」と呼んでいます。
この法則に気づいたのは、幼少期から続けてきた英語の勉強がきっかけでした。
私は大阪府枚方市で生まれ育ち、アメリカ人の父がいるハーフですが、母に育ててもらい、小中高日本の公立の学校に進学しました。
インターナショナルスクールに通っていた、留学などの経験もなく、小さい頃は英語が全く話せず、からかわれた経験もありました。
だからこそ『いつか話せるようになりたい』ではなく**「絶対に話せるようになる」**と決めたんです。
そこから逆算して、
• 高校生の間に英検準1級を取る
• TOEICで目標スコアを達成する
• 英語を話している自分を想像する
など
「喋れるようになる」というゴールが決まっていたから、努力の方向がブレることはありませんでした。
そして、学生時代は英語の資格試験を取得するために徹底して勉強したり
スピーキング、リスニング力をつける為に、1日何時間も勉強して実践的なトレーニングを積んできました。
• 英語のドラマや洋画をたくさん観て、セリフを声に出して真似をした
• ネイティブのスピードに合わせて喋れるようになるまで繰り返し練習した
• 資格試験を通して語彙力をつける事を徹底し、英語の基礎を固めた
など、
毎日努力を続けていくうちに、気づいたら英語を話せる自分になっていました。
「結果が決まっていたからこそ、やるべきことが明確で、迷うことなく努力を続けられた。」
この経験が、私の中で「引き算の法則」の原点になりました。
3. 起業も同じだった
起業も同じ。
私は30歳までに起業すると決めていたから、そこに向かって行動しただけ。
じゃあ、何をする会社を作るのか?
自分のスキルと強みを何年もかけて分析しました。
• 好きなこと → 美容
• 得意なこと → 語学(韓国語・英語・日本語)
• 強み → ホステスで培ったトーク力・営業力
この3つを掛け合わせると、私にできるビジネスが見えてきました。
「Valentine Beauty Japan」というウェブサイトを立ち上げた理由
美容のことが大好き。3カ国語話せる。
そんな自分にできる事は何なんだろう?
分析を重ねながら、私利私欲のためではなく、私と言う存在ができる、世のため人のためになることは何なんだろうと言うことを起点に
「日本の素晴らしい美容技術を、インバウンドのお客様に正しく伝えたい」と思いました。
• 日本の美容サロンの高い技術を、海外のお客様にもっと知ってもらいたい
• 言葉や文化の違いで、美容サービスを受けにくい海外のお客様の手助けをしたい
• 美容サロン様の発展に貢献し、日本の美容業界をさらに盛り上げたい
こうした想いを形にするために、ウェブサイトを通じて、海外のお客様が日本の美容サロンをスムーズに予約できるサービス を作ることにしました。
Valentine Beauty Japanは、「インバウンドのお客様の旅の満足度を高め、美容サロンの発展にも貢献する」 そんな会社です。
それも全て30歳までに起業すると言う強い思いがあったからこそ、
『自分自身を分析して結果に繋げる』言うところまで持ってくることができました。
4. 「引き算の法則」はすべてに応用できる
私は、この「引き算の法則」は起業だけでなく、すべてに適用できると考えています。
• ダイエット:「痩せたい」ではなく「〇kgになっている自分を想像する」
• 語学:「話せるようになりたい」ではなく「流暢に話している自分を想像する」
• 経営:「会社を作りたい」ではなく「会社を立ち上げ、活動している自分を想像する」
ゴールが決まっていれば、やるべきことは自然と見えてきます。
5. 決めたら、1日に何度も思い描くことが大事
「でも、決めてもどう頑張ったらいいかわかりません。」
そう思われる方もいると思います。
私が大切にしていたのは、「なりたい自分」を強く思い描くこと。
ただ漠然と「起業したい」「痩せたい」「英語を話せるようになりたい」と考えるのではなく、
「そうなった自分がどう活躍しているか」までをリアルに想像する。
すると、不思議なことにアンテナが張られるようになります。
• 経営の知識が気になるようになり、必要な情報が自然と耳に入ってくる
• 語学なら、効率的な勉強法やネイティブと話す機会が増える
• ダイエットなら、成功するために必要な食事や運動に意識が向く
つまり、「どう頑張ればいいかわからない」のではなく、「なりたい自分を強く想像できていないだけ」 なのかもしれません。
6.私が実践していた「未来の自分を信じる習慣」
私はこの「なりたい自分を思い描く」ことを習慣化するために、紙に書き出してから瞑想する という方法を取り入れていました。
1. まず、紙に「なりたい自分の姿」を書き出す
• 例えば、「私は30歳で起業して、インバウンド向けの美容予約サイトを運営している」
• 「私は英語・韓国語・日本語を流暢に話し、海外のお客様ともスムーズにコミュニケーションができる」
• 「私は理想の体型を手に入れ、自信を持って好きな服を着こなしている」
2. それを頭の中に入れて、3分~5分間目を閉じる
• ただ漠然と考えるのではなく、「もうすでにそうなっている自分」 を鮮明に想像する
• 起業して成功している自分、綺麗になっている自分、語学を話している自分がどんな気持ちでいるのか、細かいところまでイメージする
こうして、毎日「なりたい自分」を強く意識する時間を作ることで、現実がその方向へ引っ張られていく のを実感しました。
「何が何でもそうなっている自分を信じる時間」を持つことが、成功の鍵です。
7.最後に
もし「やりたいことがわからない」「何をしたらいいかわからない」と思っているなら、
まずは**「結果を決めること」**が大切。
決めたら、あとはそこに向かって動くだけ。
そして、毎日「そうなっている自分」を強くイメージすること。
「引き算の法則」を使えば、やるべきことが明確になり、目標に向かって迷わず進めるようになります。
あなたも「引き算の法則」、試してみませんか?