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自分情報のアップデート、進んでますか?

アレクサンダー・テクニークでは、常にあらゆる情報を新鮮なものとして受け取ります。
普段意識しない、習慣で何も考えずにできてしまう動きも、何度も練習して身につけたことも、環境から得られる情報も。

AT教師は生徒さんが「当たり前」と思って気付いていなかった自分情報を、新しく発見するサポートをしますが、
最近私は、自分の「自分について思っていること」情報がすごく停滞していたことに気付いてしまいました。
AT教師なのに、ダメじゃん(苦笑

身体や見た目の変化は、たまにはっとすることがありますが、昔定義づけてしまった自分自身のことって、
意外とそのまま呪いのように自分の思考を止めてしまっているなと思ったので、今日はそんな話を書きたいと思います。

#コルクラボ というオンラインサロンに所属していて、そこではストレングスファインダーやFFSといったツールを使って自分のこと・相手のことを知る手がかりにしています。
そういったツール(他にもエムグラムとか愛着スタイルの診断とか)で自分が普段どんなことを考え、行動しているのかといった問いに定期的に答えていると、
「あれ、1年前の私ならこの回答は選ばなかったな」
「昔の私はこっちの答えを選んでたはずなのに、今はその答えに共感できないな」
みたいなことが多々起きてきます。
あとたまに、昔の私が習慣的に選んでいた回答を選びそうになって、
頭の中で小さく「それ、アップデート前じゃないですか?」みたいなアラートが鳴ることもあります。
「私はこういう人間のはず」っていう思い込みが、すーぐ情報更新を邪魔しにかかるぞという事実に、ちょっとドキドキしたりして。
そういう時、意識的に「私は変化してるんだな」ということを受け容れたいなと思いますし、
「今の自分を客観視するお手伝いをしてくれて感謝!」という気持ちにもなります。

人からの情報も同じくらい大切でした。
先日お友達に「さらちゃんは何となくお兄ちゃんがいると思ってた」と言われて、はっとしました。
私はひとりっ子で、子供の頃から9割の確率で「長女」or 「ひとりっ子」と見られる傾向があったからです。
そういえば近年、上にきょうだいがいそうと言われることが増えました。
また、血液型にいたってはA型以外言われたことがほとんどないくらいでしたが(実際A型)、こちらも最近はO型と言われる率が上がってきています。
あとは「しっかりしてそう」「真面目そう」というワードが若干減って「天真爛漫」「やさしげ」みたいなワードが増えているなという実感があります。
でも、私自身は私の評価を、昔のままのお堅くて長女気質で人見知りの、どこにいても居心地の悪い自分という枠に押し込もうとしてた。
色んな人からもらった言葉で、そういうことに気付けました。

つまりは、人からの言葉や自分の振る舞いって、自分への呪いにも自分との和解にも、どっちにもなり得るんだな、と。

自分を固定しておくのって楽ちんなんです。
変化しなければ、長年お付き合いしてきた自分だからと思って諦めたり悲しんだりしてればいいのですから。
アップデートしていつも違う自分を知るって、保全性の強い気質の人間にはちょっとしたカロリーになります。
「私はこういう人間」という枠を設定して、居心地の悪さや生きづらさを感じながらも変化させる勇気を持つ方が圧倒的に大変だった私には、
新しい自分を発見することってちょっと気恥ずかしいし、自分とも他人とも付き合い方を変えなきゃいけない気がして気後れしてしまいます。
でも、本当はいつも変化してるのだとしたら?
気づかないうちに毎日毎瞬ちょっとずつ変わっているんだとしたら?

世界は自分を映す鏡だし、私が私の世界の鏡だから、いつだって変化してる私を早く受け容れちゃった方が、世界はもっと安全になる。
そんな気がします。

だから、呪いのかかった昔の自分に「あの時私を守ってくれて、私が強くなるための助けをしてくれてありがとう」て言いながら、今の自分にこんにちはをしよう。
なんなら毎日やってやろう^^
そんな気持ちになっています。

#note #コラム #アレクサンダーテクニーク #変化 #アップデート

読んでくださりありがとうございます☆サポートで美味しいコーヒーショップのミルクティを飲んで、またよい記事が書けるようにお勉強します!