見出し画像

愛だよ、愛!マトリックスと私たちが暮らす「四角い空間」

保護猫活動とまではいきませんが。少しだけ地域猫活動をして早4年が経ちます。

猫さんに関わったのは移住後でした。いや、子どもの頃から猫は周りにたくさんウロウロしていたのですが、自分とは無縁だと思っていたのです。

都内から引っ越した後は親しくしていた仲間とも距離が遠くなり、寂しさもあったのでしょう。ある1頭の地域猫が気になり、ちょっとずつ親しくなっていきました。

どういうことか移住後は人よりも猫との方が気持ちが通じる気がしたのですねぇ。

で、晴れてめでたく捕獲ができ。猫の気持ちを無視してお家にお迎えするとなりました。

ちなみに私は賃貸住まい、一応マンションです。

道中、座席の後ろでは猫がキャリーに入って揺られています。

そのとき実に不思議な気持ちになりました。なぜか、街にあるすべてのマンションがまったく無機質なモノに見えたのです。

(あれ、これから猫と家に行くんだよね。果たして、こんな真四角な空間に猫を入れていいのだろうか)と。急に不安になりました。

よく考えたらですねぇ。私たちの暮らす空間ってほとんど四角なんですよね。例えば寝ている時。みんなこんな風なのだろうか。

こんなマンションに


みな縦一列


奴隷船はこうだったね。。。


とまあ、一例ですけど(汗

あとは学校の授業も四角

会議風景も結構四角い

都内のビルは全部四角……

建物をらせんにする設計が難しいのは分かってるんです。でもでもでも、でもですよー。自然界に四角って果たしてあるんかいな?

例えば貝殻のデザインはらせん状

木の枝の作りも

川のラインも

ね、けっこうクルンとしています。

なので、猫以外の私たちも「本来なら四角い空間に住むっておかしいんじゃないか」と真剣に思ったのです。

本来なら、木陰や川の周辺で寝そべったりしながら仕事や休憩なんかをとるのが本来の姿? 猫は草むらや木陰にいるのってしっくりきますよね。

まだ一軒家ならなんとなくわかるのですが、私たちが暮らす世界ってナニ?とあらためて感じてしまいました。猫に出会って初めてじっくり世の中の「オカシサ」に気づいた今日この頃、というわけです。

ところで世の中の「オカシサ」を表現している代表的な映画にマトリックスがあります。

あまりにも有名なので、詳細は深く語りませんが。わりと古い映画にも関わらず、現在でもものすごく人気がありますね。

私が好きなシーンは、後半トリニティがネオにキスをする場面。

マトリックスで追い詰められた瀕死のネオに、トリニティが言うセリフです。

「オラクルは言ったわ。私が愛した男が救世主になるだろうって。だからネオ、あなたは死なない。だって、私はあなたを愛しているのだから」

そういってネオにキスをすると、たちまちネオは復活してマトリックスの世界を打ち破る救世主となるのです。

ああ、めちゃくちゃロマンティック!

つまり、今回の猫の事で思ったこと。

私たちの世界は、私たちの本質からかなりズレていて、そのズレを(おかしいよ)と言ってくれるモノ、事象は必ず存在する(例えばネコ)。

そして、この世界がマトリックスであることに気づいた人間は強くなれる。
つまり、本来あるべき自分を知り、本当の力を出せるようになるのかもしれません。

そして、きっとそれは愛に通じる事だと思うのです。

だってネコは四角い空間にいるのはやっぱりおかしいのだから。そしてメチャクチャ愛に溢れていますからね。でもきっとそれが本質なんです。

愛ですね、愛

だからといってマンション暮らしを断念するかしないかは、
飼い主次第なのだけれどね。愛が足りない?( ̄▽ ̄;)

電子書籍で販売中♪(たまに無料)


いいなと思ったら応援しよう!