命を無駄にしない選択
SDGsのリストの中に、犬や猫のような保護動物の命を無駄にしないことの重要性を盛りこむべきだ。
きれいごとばかり並べても命を救うことはできない。SDGsという言葉を聞くたびに、人間の浅はかなパフォーマンス臭を感じ、違和感を抱く。
私は現在アメリカ、カリフォルニア州の保護施設でボランティアをしている。
主に犬や猫が人間に慣れ、病気やトラウマを持つ保護動物たちが少しでも早く飼い主を見つけられるように手助けするフォスターボランティアをしている。
カリフォルニア州ではペットショップでの生体販売は禁止されていて、ペットを迎えるには、保護施設に行くか、ブリーダーと直接交渉する、という形がとられている。#adopt not shop #買わずに保護動物を受け入れよう 、が一般的になってきている。
日本に帰るたびに、ペットショップで売られている動物を見て怒りすら感じる。何も考えずにかわいい、かわいいと声を上げている人たちに、目を覚ませ!と言いたくなる。
SDGsを考える、というのなら、身近なところから変えていってほしい。ペットショップで純血種の動物を買うのをやめて、保護動物を受け入れてほしい。保護施設にいる動物の多くは人間の都合で見捨てられたこたち。彼らが悪いのではなく、人間の勝手に振舞わされた結果、死の恐怖にさらされている。何も難しいことはない、想像してほしい。保護施設で安楽死を待っている動物たちの気持ちを。
きれいごとの世の中には嫌気がさす。
目覚めよ日本人!目覚めよ世界!もういいかげんにして。