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創作のための仕事論

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わたしが創作者的な視点から仕事を語る記事をまとめました。
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挑戦的な企画と無責任な思いつきの違い(2/2)【創作のための仕事論(5)】

1はこちら。 アイディアは1、計画は100アイディアと計画は比べるのもおこがましいくらい情報量が違います。 アイディアは1、計画は100と言っても差し支えないでしょう(いやもっとかも)。例えば、 「キャラクターパン専門のパン屋を立ち上げたい!」 とアイディアを出したら、ひと言で済みます。が、これを計画しようとすると、どのくらいの成果を狙うのかという話やコンセプトの具体化/言語化に始まり、出店はどこにどのくらいの規模でするのか、外装や内装はどうするのか、どういう商品をライ

挑戦的な企画と無責任な思いつきの違い(1/2)【創作のための仕事論(4)】

こんにちは、さらばです。 今日はわたしの仕事でもある"企画"について、創作との関連性も考えつつ書こうと思います。 まあまずは"企画"ってなんなのかっていうと、文字どおり企てること、計画することなわけです。わたしの認識では。 もうひとつ加えるなら、あくまで"企て"なので、実行は含まれません。以前どこかに書いてあったのを読んで「ほほぉ」と納得したのですが、企画っていうのは「実行直前まで」を指すんですよね。 ここから自分なりに考えを膨らませて、今ではわたしの中で、"企画"の定義

ハードワークは悪か?(2/2)【創作のための仕事論(3)】

1はこちら。 切実なハードワーカー前々から何度か書いていますが、わたしが企業に勤める最大の理由は、 死ぬまで創作を続けるために、 精神的安定が必要だから、 定収を得る。 てな塩梅です。 そして「やりたいことしかできない」わたしが長く勤めるためには、「自己裁量権を得る」のが唯一の方法だと考えました。 だけどもちろん、 「わたしはやりたいことしかできない性質なので、好きにやらせてください!」 と主張して「いいよ」と言ってくれる職場なんて普通ありません(あったらいい

ハードワークは悪か?(1/2)【創作のための仕事論(2)】

のっけから質問です。 「あなたはハードワーク肯定派ですか? 否定派ですか?」 と、いうわけで、今回のテーマは「ハードワークは悪か?」です。 ひとりの仕事人として、そして創作者の端くれとして思うところを述べていきます。 そもそも前提がよく解らないまず、そもそもの話で恐縮ですが……ハードワークってなんですか? 自分で振っといて訊くなよと言われそうですが、実はよく解ってません。 周りのひとに訊いてみたところ、 「長く働くこと?」 「仕事好きなひとがやること」 「昭和」 「

エッセイストなんて職業のひとはいない【創作のための仕事論(1)】

「エッセイストなんて職業のひとは、いません」 この言葉を聞いたとき、わたしは大学生でした。 言ったのは現役作家の教授で、確かエッセイに関する講義中だったと思います。 当時、わたしは特にエッセイストという職業について考えたこともなければ、そもそもエッセイというものがなんなのかもあまりよく解っていませんでした。 あれから随分時間も経ち、世の中におけるエッセイの立ち位置みたいなものもかなり変わったと思いますが、それでもこのとき聞いたことは今でも、 「まあ、たぶんそうだよね」