夢の世界のブリオッシュ

先日、付き添いで大人気歌手の
某ビーチ⛱️イベントに行った

来場者3万人分の興奮と
キラキラ輝く水面
ぴちゃぴちゃはしゃぐ我が子の笑顔
肌にあたる水の感触

水面から勢いよく頭を出すトビウオを眺めながら
一瞬だけ、またマトリクスに戻れる気がした

マトリクスとは、子宮
何かを生み出すもの
この体が作られたところ
そしてわたしという意識が宿ったところ
胎児に意識が宿る時期は人によって違うらしい

子宮は体と意識が合わさるところ
人間という存在の源

あの映画の中で主人公のネオは
赤い錠剤を飲む前から
「今生きているこの世界は、もしかしたら夢なんじゃないか」
と思いながら過ごしていた

1999年日本の公開日は9月11日
主人公に共感した人も多かったのではないだろうか
だって、この世はあからさまにオカシイ

部屋の隅に人間形の光が座っていたり
どこか別の星から水晶玉で行動を観察されている妄想
にかられていたのは小学生低学年までだっただろうか

いつになったらここを出られるんだろう
と思っていても人生は長い
いつの日からか普通になる努力をして
「敏感さん」として生きる道を選んだ

意識とは
いく層にもいく層にも重なる玉ねぎ構造
生まれた体の質にもよるけど
皮を一つ一つ身にまとうことで
鈍感になれるし(体は嘘をつかないけど)
一つ一つ剥くことで
敏感にもなれる

世界が今ディストピア小説を実写化している
ヒントはいろんなところに落ちているのに
人はなかなか気づかない

ジョージオーウェルの1984年は
陰謀論でもなんでもない史実として
ソ連の共産主義に対抗するMI6の
プロパガンダに使われたのに、

今や西側諸国こそがビッグブラザーと化している
その矛盾を世界は見ようとしない

何も知らずにビッグブラザーを崇拝し
相互監視社会のチンケな正義感で
我が子を”国家”に差し出す

起こすべきか
そのまま眠らせておくべきか

体をゆすっても起きない人もいれば
寝起きの悪い反抗期真っ只中の気性が荒いのもいる

SDGsバッジを誇らしげに胸につけ
遺伝子組み換え医療が人類を救うと謳う
確信犯でなければ思春期だ

彼らを傷つけるのはネトウヨでも
活動家でも言論人でも無く
実際には、利権であり権力であり
相互監視する彼ら自身なのだけど

今のままで充分だから
みんなと同じが心地いいから
そんなこと知りたく無い
という人は多い

民主主義も社会主義も独裁も
実際のところは何も変わらない

誰かに管理してほしいって人間が
社会の大半なのだから
自立せよ!と叫んだところで
余計なお世話かもしれない

幼稚園から留学を除く大学までずっと
カトリックの学校に通っていなければ
知りえないことだったが

あんなにもひどい話に思えた、
マタイ福音書のタラントの例え
が今になってしっくりくる

ご主人様が旅に出かける時に
しもべ3人に財産を預けた

主人とは神様の比喩
一人には5タラントをもう一人には2タラントを
そして最後の一人には1タラントを預けて行った
1タラントが3千万円くらい?
と計算しているネット記事を見つけた

5タラントの人も2タラントの人も
すぐに資産を使って利益を出し、主人に返したが
1タラントの人は主人に怒られるのが嫌だからと土に埋めた
そして当然のことながら褒められたのは5タラントの人と
2タラントの人だった。

初めて聞いた小学生の頃は
私は1タラントの人が可哀想だと思った
タラント=才能と捉えたならば
最初からたくさんある方が有利に決まっている
でも<天性>と捉えたらどうだろう

才能はいくらでも持て余すことはできるけど
天性は使わなければならない
世の為に使う為に与えてもらったものだから

社長だけ給料が高くてずるいと言う人が
たまにいるけれど、世襲社長でない限り
少なくとも0を1にした人だ
給料の差は<責任の比重>の差だ

2を4にできるか、5を10にできるかは
周囲の人を巻き込めるか否かによるつまり雇用をうむかどうか
社会に責任を果たせる人が最初から天性という責任を
貸されているのであれば1の方が楽な人生と言えないか

0ではなく1をもらっているのにそれを2にしない
失敗しても許してもらえるものを、
他の人より少ないからと使わずに怠ける

会社を作る努力もしない人が
社長がずるいと言っている
たとえ世襲社長の会社であっても
誰も協力しなければ潰れるのだから

今ビッグブラザーに加担しようとしている
多くの人間は<自身の持つ力>を知らない
天性か悪性か力を持つ人にひれ伏し
タラントを土に埋める

タラントが天性ではなく才能でもなく
タラント=お金である現代社会において
0すら持っていない人がシステムにとらわれている
そしてすでに5持っている人ですら
もっともっとお金が欲しくて人生を翻弄されている

ところで真実には
魔的な引力☄️がある

陰謀論と呼ばれるところの魅力は
一般的に真実とされる”システム”
の範疇を越えるもの、その一説

真実とは何に突き動かされてかも知らずに
無性に近づきたくなってしまうそんな要素もある

「眠れる森の美女」の糸引きぐるまは
自身が王女であることを知ったばかりの
少女を永遠の眠りにつかせた
そこに王子様が現れキスで目覚めさせた

ディズニーは全くもって物事の捉え方を間違っている
知ってか知らずかその責任は重い

眠っている人に同意のないキスをしたら大抵わいせつ行為で捕まる
そして白馬に乗った王子が連れ戻す世界は紛れもなく
おとぎの国であって現実世界ではない

魔女がオーロラ姫を突き落としたのは
小鳥たちの囀る森が切り倒され太陽光パネルで埋め尽くされる、
飢えていれば*ブリオッシュを買えない現実世界だ
*マリー・アントワネットのQu'ils mangent de la brioche! パンがなければお菓子を食べればいいじゃない!より

永遠の真実の”眠り”に落ちるリスクの大きさ、
ブリオッシュにコオロギ粉末が練り込まれている
という夢の国の裏側をのぞいてしまったら
圧倒されて、怖気付いて、
きっと見なかったことにする

興味本位でイタズラに
開けてしまえばほぼ確実に傷つくことになる
この世界にはそんな扉🚪がある

なんとなく開けたでけであっても
覚悟を決めてよし!と開けても
その先に何があるかをあらかじめ知ることは
できない

世の中を変えたいだなんて
烏滸がましいのかもしれない

扉を開けたくない人が大半なのかもしれない

わたしは真実を知りたい
わたしは権力に屈したくない
わたしは困っている人を見捨てられない
わたしは楽しい事が好き
わたしは再エネより自然が好き

無闇に起こしてもいいものだろうか
現実という”永遠の眠り”に突き落とされて
正気を保てる人はいるのだろうか

ただ、タラントはお金ではない
この認識は正さなくてはならないのではないか
お金じゃなくて天性、だらあなたはもう持っている
0でなくて少なくとも1はある、そしてそれを使うことを
求められていると知ったら
”被害者”意識から解放することにつながらないだろうか

お金というシステムが今
神に変わってこの世を支配している
たくさん持っている人が何も持たない人から搾取している
それは企業であり政府であり、
教会までもが神を名乗りお金の亡者になった

信じるものは救われるどころか
恐ろしい夢の国の囚われの身になっている

最近ふとしたきっかけで知ったのだが
サラは、サンスクリット語で「味」
という意味を持つらしい
味は神経を刺激し、精神と感覚を覚醒させ、消化力を高める

そんな名前をもらった私のタラントは
やはり夢の国から人をぶっ叩き起こすことなのかもしれない
そしてそれは時に糸車のような魔的な力を発揮し
あの人は工作員だ、気をつけろと言われる所以かもしれない

扉の中の夢の国と扉の外の現実と
開けたい開けたくないの衝突は免れない

しかしそれが十字軍戦争に発展する必要はない
私が一番最初に川に飛び込んで
冷たいけど、大丈夫🙆‍♀️だよ〜と
大きな声で叫べばいい
サラに生まれたわたしはそういう役回りなのかも知れない

私は「頑張ってください!応援しています!」
と言われるような煽動は好きじゃ無い

わたしがわたしである為にやっているだけのことに感謝はいらない
扉の向こうの世界の話をする、聞こえた人に聞こえればいい

夢の外の世界から声が聞こえたのであれば
私を褒めるよりもそのご自身の勇気を讃えるべきと思う

痛いねぇ真実は
皮を剥けば剥くほどに痛く
軽くなっていく

この体を乗りこなしてどう生きていくのか
権力者がいくら裕福に見えたとしても彼らは
夢の国を支える大きな力に人生を操られている

人生ゲームのリモコンを手に入れてシステムをハックした
その先に本当の自分、本当の夢の世界があるかもしれない

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