
命の器と人の幸せの形
皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
7月の3連休は猛暑続きですね。
最近の常識を超えた気温の上昇に驚いています。
40度越えとか💧、人が病気で高熱だと言われる領域の温度が私たちを取り囲む温度なんて怖すぎます。
占いに来る大抵の方は、何か今悩んでいることの解決策を求めて、ご相談にこられます。
お悩みのベースには、ご本人の持って生まれた性質や傾向などの「宿命」と、「後天」的な運である今の時期の特徴とが複雑に絡みあっています。
自然消滅的な解決も時にはありますが、ご本人が積極的であれ、消極的であれ、自らが行動しないと解決はできないことがほとんどです。
四柱推命では、自然界での事象を十干という概念で分類し、日干の状態で、運の吉凶を判断します。
日干とはその人自身を指します。
社会の役に立つ日干でいるために自分を整えることが、ひいては自分の運を上げることになるというのが基本的な四柱推命での開運の考え方です。
ただどうしても、運が「悪く」なりやすい傾向を持っていたり、「悪い」運気のときは、どうしても自らのことを優先しまい、自己中な自分に自覚すらなく、さらに悪い方向へと自分から向かってしまうことはありがちなことです。
本当は運が「悪い」時こそ、自分を整える努力をして運を上げることが、悩みの解決の答えになりますが、それすらも気がつけないような余裕が無いときには、自分を整えるために努力をすることは、正直難しい面があります。
私は、悩みの解決の最終点は、自分を整えることを自覚してもらうことに置きますが、まずは、ご本人の今の苦しい状態を少しでも軽くすることを優先して鑑定結果をお伝えします。
たとえば医者は、手術しか完治しない病気でも、体力や免疫力が落ちている患者さんには、いきなり手術はしません。
いきなり手術では身体の負担が大きすぎて、かえって悪影響になる恐れがあるからです。

占いも同じだと私は考えます。
その人の「悪い」癖を自覚して整えることが、根本的な解決であるとしても、まずは今の状態を、一時的にでも改善させることで、悩みの解決には大きな第一歩を踏み出すことができるのです。
まずは今が良くなること。
それで一息つけば、本人に自分を省みる余裕が生まれます。
その余裕こそが、その後の人生に立ち向かえる強いエネルギーの大切な原動力になっていくと私は思うのです。
そういう意味で「逃げる」ことは悪くないですし、「楽な方を選ぶ」ことは卑怯なことでもありません。
人がこの世での使命をどう実現していくかは、本人が切磋琢磨しながら見つけていくものであり、その人の可能性や幸せの形は、本人が望むことがすべてであるといえます。
正解は、どんな時にでも本人の人生の中にしか存在しないものなのです。