新緑の季節の5月に思うこと~忌神も使い方次第では役に立つ~
皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
連休の後半戦のスタートの昨日は朝から青空が広がってとっても良いお天気が続いています。
今日は特に、ぐっと気温が上がって夏が近くなったことを感じさせるような一日でしたね。
5月は私の一年で一番好きな月です。
春から抜けて夏に向かう5月は、湿気が少なくても空気が乾ききっておらず、暑がりで寒がりでさらに静電気持ちの私には過ごしやすい月になります。
外に出ると、植物は、青々とした若葉を出して、上に上にとぐんぐん育っています。
植物のたくましさ溢れる明るさは、私にもう少し、頑張ってみようと思わせて元気にしてくれます。
私は夏生まれの癸の人。
本来は5月から7月の巳、午、未月は火が強く水を剋す月となり、絶好調ではない季節です。
誕生月の十二支が命式に与える影響は大きく、大体の方が誕生月前後の月は忌月になりやすいです。
自分の苦手な五行が強まる時期なので、苦手意識が強くなるかというと、そうではなく、生まれた季節が一番好きな方が多いように思います。
それは、やはり体内からこの世に生を受けて誕生した時に感じた季節感が心身に染みついているからでしょうか。
同じように、自分が多く持っている五行は忌神になりやすいですが、人は忌神の五行の仕事や、関連する行動をとったりしやすいように感じています。
それは自分が普段囲まれている五行は、扱い方が分かっていて、常に傍にあるから使いやすいからなのですね。
四柱推命は五行が滞りなく循環するバランスの良さを維持することが開運に繋がるという考え方がベースにある占い。
そのため本当は、開運するためには、自分に必要である喜神の五行を毎日の生活に取り入れるようにしないといけません。
ただ現実的には、自分の命式に喜神の五行が一つでもあればよいですが、一つもなかったり、あっても潰れたりしてほとんど用を為していない場合は、喜神の五行であっても、苦手意識があったり、取り入れるのに努力を要することが多いように思います。
そう言う場合で緊急性を要する場合は、一時的な対策としてあえて忌神のほうを取り入れることをすることがあります。
例えば、仕事を辞めてしまって早急に次の仕事を見つけないと生活していけない場合などです。
忌神だとしても、扱いやすく慣れている分、仕事も見つかりやすいですし、職場にも順応しやすいです。
自分の生活が安定して余裕ができてからのほうが、少しづつでも本来の喜神の五行を習得して使えるようにするための努力もしやすいです。
もちろん、まったく使えなくても、遠回りが面倒で最初から喜神の五行を使って頑張っていくという荒治療のほうが効果がある人もいるでしょう。
このように鑑定の「結論」は同じでも、相談者の方一人一人の性質や個性、その時の状況や環境によって、「結果」は違ってきます。
占いは絶対視するものではなく、活用して視野を広げるもの。
あくまでも人生の主役は生きていく「私」であることを、占い師は忘れてはいけないと思います。