2025年 乙巳(きのと・み)年の運勢②~巳から考察できること~
皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
少し間が空きましたが、今年の干支「乙巳」の年の運勢についての続きです。
今回からは今年の干支の乙巳(きのと・み)の地支の部分の巳についてです。
巳(み)は、そのまま蛇の象形文字です。
蛇は縁起が良い動物だと言われていますが、実は私は蛇が苦手・・・。
蛇の漢字には、これまでの冬眠生活が終わって、新しく地上活動をするという象意をもちます。
そこから巳には、従来の演習的生活に別れを告げるという意味ができました。
乙と同じように、巳年の今年はこれまで内在していた問題が表面化し始め、今までずっと伏在していた人物や問題点が次々と浮き彫りとなっていきやすいようです。
また巳は己にも通じ、物事がいったん終息して、また新たに出発するというような意味を持っています。
そのため、巳の年は先に進むことよりも、進むために今までの問題点を解決することを優先するような年になるでしょう。
巳が巡る時期は、グイグイとスピードで物事を進展させる力づくの技よりは、問題点を解決していくための幅広い手腕が問われるとき。
状況に応じて方針を変えられる臨機応変さや、状況を見極めるための情報収集力、そして全体を見渡せる広い視野を持つことがこの年の波に乗るためには必要です。
成長するたびに脱皮を繰り返す蛇は「復活と再生」を連想させる動物。
それゆえ巳年の今年は、困難があっても、這いつくばってでも、諦めずに物事に取り組む姿勢で過ごすことが肝心。
その姿勢さえ忘れなければ、過程はいまいちでも、結果としては少しづつ大きくなりながら、物事を安定させていくことができるでしょう。
乙巳の持つそれぞれの意味から、乙巳の今年は、去年ほどのアクシデントや事件のような激しさは感じることはなく、むしろ潜在していた今までの問題点を地道に解決していくための年になることが予想されます。
進展することが目標ではなく、今後の進展のために自分自身や周りの環境を整えていくための年だといえます。
その過程で今まで見ないふりをしてきた問題にも向き合うことが必要になり、もしかしたら、解決のためには大きな痛みを伴うかもしれません。
そんな年だからこそ、与えられた役割を意識して動くことが大切だと私は思います。
もくもくとコツコツと毎日の役割をこなしていくことで、痛みを伴った内面の自分に引き戻される時間的な余裕がなくなります。
忙しい毎日を送る中で、時間薬が徐々に自分を回復させてくれるはずです。
痛みを伴うからこそ、自分を大切にしてくれる方の存在に気が付きやすい年でもあります。
愛情や信頼関係を築くことができる方の存在が、自分の傷を徐々に癒してくれます。
やりたいことではなく必要とされることをまずは頑張りましょう。
その頑張りが、結果的には自分のやりがいや生きがいに結び付いていくのです。
毎日の生活の中に自分を必要としてくれている存在や場所があることが、変化の過渡期にある乙巳の年に踏みとどまれる馬力を私たちにきっと与えてくれるでしょう。