紫微斗数 簾貞星 ~激動の今を強く生き抜くためには~
皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
昨晩の皆既月食と天王星食を見ましたか?
442年ぶりの現象だそうですね。
私は、自宅のベランダから見ることができました。
そんなにじっくりとは見れなかったですが、赤くなった皆既月食と天王星食は地味な感じでした。
私は世紀の天体ショーのような感じには思わなかったです。
前回に見ていた人は1580年代に生きていた私たちのご先祖様!!
調べてみるとその時代は安土桃山時代で、織田信長が活躍していた頃でした。
真っ黒な闇に浮かぶ赤黒い月。
今のように月食の仕組みが科学で解明されていないその頃の人たちは、さぞかし不気味で怖かったでしょう。
次に見ることができるときは、どんな時代になっているのでしょうね。
真っ黒な闇に赤黒く浮かぶ月の存在感は、私の中では簾貞星(れんていせい)のイメージそのものです。
簾貞星(れんていせい)は紫微斗数の甲級14主星の一つです。
北斗星に属し、五行は陰の木(乙)または陰の火(火)。
十二宮では官禄宮主星。
仕事と専門技術の星です。
負けず嫌いでせっかちなところがあります。
自分のやり方に自信をもっていてプライドが高いです。
自分の味方にはとても優しく面倒見が良い反面、敵認定した相手にはとことん攻撃するような、ドライで冷酷な面も持ちます。
理想が高い分、自分にも人にも厳しいところがあります。
吉星と同宮すれば、そんな簾貞星の激しさやキツさを吉星が柔らげてくれます。
理想をとことん追求する強い意志が、良い方へ作用します。
また、簾貞星のスピード感を上手く使えるので成功までが早かったり、成功の範囲が広がりやすくなります。
逆に、凶星と同宮すると、もともと簾貞星自身が凶星のため、凶の部分がより強調されてしまいます。
強引なやり方で人の反感を買ったり、白黒ハッキリしたい性質が災いとなって、対人関係が上手く行かなくなったり、挫折を経験します。
特に化忌星との相性は悪いです。
陰の火である簾貞星は陽の水の化忌星とは、水剋火で消されてしまうからです。
また、紫微斗数の星の中では貪狼星についで、色恋を司る桃花星(とうかせい)とされています。
簾貞星が命宮にある方は異性とのご縁が多くなるようですし、簾貞星が大限や太歳で巡ってくるときは、恋愛のチャンスが多く出てくると言われています。
紫微斗数は、同宮する主星が何かによって同じ簾貞星でも、性質や傾向は変わってきます。
簾貞星は紫微斗数の主星の中では凶星と言われ、アクが強い星です。
ただ社会全体の枠組みが大きく変化しつつある現代では、簾貞星のとことん追求する意思の強さや実行力、せっかちなスピード感は逆にこれからの時代を生き抜くための必須条件のような気が私はしています。
激動の世の中である現代では、吉星も良いですが、簾貞星を命宮や官禄宮、財帛宮に持っていると何かと有利なのではないでしょうか?
激しさのない三方四正の命盤を持つ私には、なんとも羨ましい限りなのでした。