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「転職」という経験を積んで良かったこと

ここ数年で世間では「転職」が当たり前の風潮になっていますね。

私が初めて転職をしたのは、もう6年ほど前。
その当時、転職していく人がちらほらと居たような気がしますが
大手企業に勤めていたので、わざわざ転職するなんて珍しい人だな、とも感じていました。

新卒の会社では「総合職」「一般職」という風に分かれており、私は後者。
自宅から通えることを前提としたアシスタントのような「事務職」でした。
誤解を恐れず言うと、仕事に並々ならぬ熱意を感じている人がその職を選ぶとは思えず、
言わずとも仕事はそこそこに、その内結婚して、子供を産んで、時短で働いて…のようなイメージを持っている人が多かった気がします。

実は新卒から今に至るまで、3回転職をしているのですが
「転職」という経験を積んで良かったなと思っています。
直近は休職~転職という出来事も経験しましたが、それも含め、
私の人生に「転職」は必要なものだったと感じています。

今回は実際に「転職」という経験をして良かったと思ったことを3つ挙げたいと思います。

度胸がついた

初めての転職が私にとって良い経験になったことも大いにありますが
一歩踏み出したことで「ダメだったらまた転職すれば良い」と失敗に対しておおらかな気持ちで構えられるようになりました。
新卒当時の仕事や人間関係で悩んでいた時、初めは「転職」することなんて頭になく
大手の会社に入ってしまったことで、次にいい会社に行けなかったら格が下がったような気になるとさえ思っていました。
でも今なら分かります、世間のネームバリューなんて関係ない。
自分が心穏やかに、仕事に集中できる環境を作ってあげられる方が自分のキャリアにとっても良いです。
人生の多くの時間を仕事に費やすのに、大手のネームバリューや福利厚生などに縛られて鬱々とした時間を過ごすなんてもったいないです。時間は戻ってこない。

仕事が好きだと本気で思えるようになった

新卒は学生上がりで仕事を覚えていく段階。その時期に部署内の人間関係に悩んでいたので、仕事を好きになる余裕なんてなかった。
精神的にも不安定で「自分ってこんなに仕事できないんだ…?」といつも落ち込んでいました。(それでもお取引先や社内にも支えてくださる方が居て、なんとか生きていました!)
そこから「転職」して、仕事に熱意を持つ人だらけの環境に移ったことで
自分も仕事に打ち込んで成長したいと思うようになったし、
環境に恵まれて心が安定したおかげで落ち着いて仕事に取り組めるようにもなりました。
さらに社内でも積極的に発言できるようになり、その姿勢を評価して認めてもらえるようにもなりました。それを機にお給料も少しずつ上がり、自信にもつながりました。そして、やりがいを持って働けたら「仕事」は楽しいもので、生活費を稼ぐだけのものではないのだと気がついたのがこの時です。

自分のスキルアップを結果にすることができた

個人的にはこれが一番自分のキャリアの中で嬉しい瞬間でした。
2社目では仕事の進め方、ミーティングの進め方、議事の録り方、アウトプットの出し方など、基礎から応用まで数えきれないほどのことを学びました。
その為、3社目に転職した時には「これは前の職場のこのやり方が良いのではないか?」と過去の経験が浮かび、適用と応用で新しいアウトプットを出すことができました。
部署異動や部署横断の仕事も通じて多くの人と関わったので、その数だけ仕事の進め方のコツやスキル自体が積み重なったように思います。
働く組織が変わるということは、組織の課題が変わるということ。
自分の過去の経験が新しい組織の課題を解決するかもしれません。
実際にその瞬間を経験しましたが、とても嬉しく次も頑張るぞ!という気持ちになります。


改めて「転職」を通じて楽しい経験もつらい経験もしたなあ、と思います。
でもそれが間違いなく私の充実した人生を作ってきたので
やはり「転職」という経験は良いものだったと思うのです…

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