題名 「自由な空へ」
空を飛べなくても
羽ばたくことは出来る。
自分の翼は生きる思いを乗せて
どこまでも先をゆく。
透明な願いは
純粋なまま焦がれるように
風に吹かれながら
時を重ね流れゆく。
心のままでいることに
時折疲れ羽を傷つけてしまい
飛び立てないこともある。
繊細に揺れる人の心
大切な思いが消えかかる時
自由を求め駆け上がる自分の姿に
この心は真っ直ぐ空を目指す。
瀬戸際にある魂を震わせ
諦めそうな何かを抱え
そのままの自分で立ち上がる。
そして今日も
心を空へ飛ばしていく。
紗羅
自由は果てしない
広い中を追いかけるように
深く中へと追い求めていく。
そこには心があるように見えて
思いだけが先走り
かけ離れてしまうことがある。
自由になりたくて
自由に縛られる。
いつまで経っても
何が自由か分からずに
外を見つめると錯覚を起こす。
自由は周りにあるのではなく
自分の中にある。
空を見上げると
一点の曇りもなく自由だと感じた。
この空を心に映して生きていけたら
自分は自由だと感じるだろう。
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