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題名 「生きた証」

ただ生きろと風は吹き
時ばかりが過ぎていく。
待ってはくれぬ今が
日々塗り替えられ
身体に受ける季節は巡り
自分は大人への道を進んだ。
変わり変わらぬものを抱え
落とす心があれば
拾う心もあり
昔も今もこれから先も
素の姿だけは
ずっとこのままで
貫いていくだろう。
ここにいる意味はなく
今の存在を生き抜いていくだけ。
明日の地を踏み締めた時
生きた証が一つ残され
それを見つめるように
今日と言う日を辿っていく。

         紗羅

日々淡々と生きていくことが
好きだったりする。

感情に偏れば
いろんなことの影響を受け
振り回されたり
流されてしまうことも多い。

理性に偏れば
面白みが無くなり
退屈さは増していき
思考の停滞が始まっていく。

その間を軽やかにすり抜けるような
自分でいようと心は望む。

生まれた意味や使命なんて
着飾るように語ることは皆無

誰かの言葉を話すこともなく
自分の言葉だけを発したい。

カッコいい生き方なんてしていないし
今ここにいるから生きている
ただそれだけ。

一度きりの人生をどう生きるか…

自分にしっかりと寄り添うような
地に足を着く現実を生きたい。

それが身体に染み付くような
生きた証になると思っている。

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