題名 「葉月の手紙」
何度も訪れたこの月へ
時の巡りは早いもので
届いた季節の出会いと
手を振り別れを繰り返す。
陽を浴びる身体に
日焼けした証が残り
ふと見上げる8月の空。
湿る暑き風を纏い
その隙間に暗雲が立ち込めたら
稲妻の黒き光が突き差し
激しく降る雨は地に降り注ぐ。
また陽を覗かせた時
暑さは増していき
真夏の夢を繰り返す。
短き時間を共に過ごし
刻まれていく記憶の中へ
夏の辞書を広げながら
最後の1日に
ありがとうと記し
遠く彼方へ視線を向け
ゆっくりと今日を見送る。
紗羅
8月最後の日
この夏を思い詩を書きました。
純粋な夏の月と言うよりは
次の季節が入り混じって
梅雨明けした
本格的な暑さと気温を感じる中に
秋の便りが届いていく。
蝉の鳴き声をたくさん聴き
お盆明けからは
コオロギの鳴き声を耳にしながら
空を自由に飛び回るとんぼを見上げ
迫る夕暮れが夏の終わりを覗かせていた。
いつも午後になると
大気は不安定になり
突然の雷雨が襲い
傘は手放せない状況
このまま涼しくなるかと思いきや
雨が降る時間帯によっては
ジワジワと暑くなり
今月は夏と秋の間に立ちながら
毎日を過ごし
あっという間に1ヶ月は過ぎ
今日で8月が終わります。
今週は台風の影響のため
雨と曇りの1週間
今日1日が平穏無事に終わり
9月、10月へと
良き秋晴れへ繋がっていきますように。
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