題名　「ひとり旅」

いつも自分は心の中を旅している。
朝から晩まで時を駆けるように
いつだって目まぐるしい。
そして時折り疲れ果て
時は止まり沈静するように
波音一つしない空間が生まれる。
何故自分はここにいて
何処へ向かっていくのかと
自問自答する日々が続く。
分からない答えの中に
それが生きるということ
曖昧で確かな答えに辿り着いていく。
何度もその繰り返しをしながら
見果てぬ夢を追うように
あてもなく自由気ままに旅をする。
答えがあってもなくても
心安らぐ胸に
笑顔が重なればそれで良い。
そんな自分と今日も旅をしていく。

　　　　　　　　　　　　　　紗羅

答えはあちこち飛び回り
散らばりながら転がっている。

すぐに見つかるし　
全く見つからない。

だからいろんなことに
折り合いをつけ
自分の答えを決めたりする。

迷って分からなくなったら
自分を答えとすれば良い。

指針と共に進み
ひとり旅をする醍醐味。

自分の判断で
この旅の先が決まっていく。