題名 「雨に打たれても」
大人になっても変わらず
雨に打たれる日々。
心の行き場が
狭かったあの日
いつも壁にぶつかり
傷を負い続けた。
痛みで涙を流しては
心の内で耐え抜き
癒すことを知らない自分は
見える世界を小さくさせ
闘うことを諦める。
その心は表舞台で
繰り広げられ
心の奥にある真相は
晴れ間を強く望み
それが人として生きる心だと
見つめる雨の中で受け入れる。
今は傘を差し
降る雨を避けては
時折初心に帰るように
芯まで雨に浸り
強き思いを胸に秘め
弱き思いに身を包む。
紗羅
体に降る雨も
心へ降る雨も
自分と言う凝り固まる存在を流し
リセットするように
また新しい自分を創りあげていく。
平穏な日々が続いたり
順風満帆な時ほど
大切なことを忘れてしまい
感情や視野が一定となり
思わぬ落とし穴にハマると
傷つく度合いがデカくなる。
それとは逆に
波瀾万丈が続いていけば
人の心は耐えきれず
疲弊してしまい
感情や視野を閉じてしまうこともある。
人の心と空模様は良く似ていて
1日安定している日もあれば
時間ごとに変わる日もあり
さまざまに移り変わっていく。
流れに乗っていくには…
雨に打たれてばかりなら
自分で晴れ間を起こすように
乾かしていき
晴れ間ばかりを見ていたら
自分に喝を入れるように
雨に打たれていく。
そうやって人は強くなり
弱さを受け入れていく。
真ん中へ立ち
どちらへも転んでいきたい。
そんなことを思いながら
書いた詩になります。
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