題名 「夢の刻」
振り向く後ろへ
数々の思い出が連なる。
あの日の出来事
この日の思い
いろんな言葉が合わさり
そして重なり離れていく。
抱いてきた心は
いろんな場所へ光や影を落とし
さまざまな色や形をした思いが散らばり
過ごして来た日々がそこにはある。
見つめ思い返した時
過去の時間は踊りだし
オルゴールのような音を奏でて
ゆっくりと流れていく。
懐かしさや切なさと
そして夢が静かに漂い
少しずつ消えながら
欠片となり心へ入り込む。
繰り返す日々は思いを広げ
その度に振り向いた
過去への思いも広がりを見せる。
少し俯いたままで
遠く近きにある記憶を辿り
自分は前を向くように視線を上げる。
その思いは今へと刻を運んでいく。
紗羅
過ごして来た現実が過去となり
今へと移り変わります。
歳を重ねていきながら
少しずつ離れていく過去を振り返ると
時々…良くも悪くも
たくさんの夢を見てきた。
そんなことを思ったりします。
これからも
しばらくは続くのだろうか…
出来るなら良き夢を感じたい。
それも自分次第だと思いながら
今宵に浸っています。