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題名 「若さの行方」

時が経てば遠くなり
過ぎ去っていくあの日は
記憶の中にたくさん溢れ

それは輝きに満ちる繊細な場所

表面上を生きる白き光
水面下を生きる黒き光

激しい力が共にぶつかり
若さと言う火花を散らす

些細な出来事が壁を創り
構築した頂上で見下ろす心は
笑顔を見せ涙をこぼした

何かの足りなさに
見えぬ不安がクロスする交差点

何処へ行けば良いと
羅針盤が示す彼方は揺れ動く

小さな心で意味を見出し
闘い負ける日々に
生を学び死を見つめた

それが先をゆく今へ繋がり
傷ついて汚れたバトンを握りしめ
若さの行方を追い続ける

           紗羅

若い時があり老いていく自分がいる。

過去があり未来が待ち
今ここに立つ自分

生きている間
今の自分が1番若く
常にここから始まっていく。

あの日の姿や表情は
もうここにはなく
記憶の中で今昔に共存

過ぎていく年月は
良くも悪くも
すべてを変えていきながら

人は年を取り
生と死のレールを歩いて
この若さが未来へ向かう。

過去を思い出せばいろんなことがある。

辛い、苦しい、悲しい、悔しい、切ない
痛い傷がつく度
たくさん涙を流したけど
流しきれずに残った傷跡は

喜びや楽しいと感じた
暖かい高揚が埋めていく日々

それでも埋まらないものは
明日へ持っていくものだと
今は理解している。

「今日が1番若い」
そう思い生きる毎日は

体と心を動かし力を上げ
若さを燃やし1日を生き抜く。

子供、大人、若さ、老いに
囚われることなく今に専念して

生から死を迎える時
自身のすべてを使い果たしたい
その思いを胸に今を進んでいる。

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