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題名 「青春物語」

あの日や
あの時の
心に映る写真を
空にばら撒いて
過ごした日々を
惜しんで懐かしむ。
向き合う彼方に
幼き自分は
夕暮れの中を駆け回る。
1人歩く道は
淋しくワクワクした
複雑な思い
そのまま進み
少しずつ成長していく。
綺麗な星空を見つめ
落ち着きある中へ
生きることのためらいを問う。
さまざまな出来事に
揺れながら過ごした時は
流れる速度と違い
スローモーションのように
反比例していた。
ゆっくりと朝へ向かい
大人になった自分は
目まぐるしい群れの中で
いつも試され立ち止まる。
置いてしまった心を
拾いに戻ることもあった。
行ったり来たりの繰り返しは
身体を縛るように 
そして自由へと解き放ち
穏やかなる
昼下がりに辿り着く。
うたた寝している
暖かな空間に
夢を見ながら寝言を呟き
笑みを浮かべた写真が
この空を舞う。
その向こう側に
もう1枚見つけた
白紙の写真は
煌めくように何かを映す。
これからの
まだ見えぬ先へ
この青春が続いていく。

          紗羅

写真を整理しながら
過去を振り返り
詩を書いてみました。

子供の頃
一人っ子の自分は
淋しくはあったけど
自由だと感じていた。

深く思い悩むと言うよりは
浅い波に揺られているような幼少期。

「何故だろう」
この疑問が少しずつ始まる。

そこから時が経ち
学生生活がしばらく続いていく。

とにかく毎日が長く感じた。
そんな記憶が蘇る。

早く終わらないかなと
時計を見ることもしばしば

永遠を錯覚していたのもこの時期。

あと学生時代は
元々の性格や性質もあり
一匹狼的で単独行動が多く

外れていたのが目立つのか
いじめを経験した。

他にもいじめられてる子はいて
しばらくして学校へ来なくなった。

自分も嫌だと感じ
辛いとは思っていたけど

結局学校を休むことはなく
無の時間が流れた。

あの時
自分はどういう気持ちでいたのか
あまり思い出せなくている。

ただ、図書室は凄く好きだった。
そのために
学校へ通っていたのかもしれない。

そんな時代を経て
大人になり

若年期の自分は
あまり思い出したくない時で
苦さや痛みを強く感じた頃だった。

周りを気にして
それに引っかかり
自分を出せない状況

考えなくて良いことを考え
取り越し苦労が多く

不完全燃焼のまま
ガチガチに縛られて

人との距離感や温度差
見ている方向

協調性や柔軟性

ぶつかっていく課題は山程あり

一体どうすれば良いのかと
揺れに揺れ
荒波のようなバイタル状態

常に疲れていた若き青春

でもここで「自分らしさ」
身へ沁みながら知ることになる。

「自分とは…」
生きてきたどの時代も
付き纏っていた思いが
今の自分へと運ばれていく。

年代により
置かれる環境により

抱える悩みや
思いはさまざまで
それぞれ違いはあるけど

今は今で向き合う課題がある。

ただ怒涛のような
嵐は過ぎ去って
穏やかな心がやって来た。

平穏を望み
そんな日々を過ごしていきたい。

大切にしようと思えば思う程
貴重な1日を愛しく感じる度に

時間は短いと呟く。

楽しいひと時や
休みの時と一緒の感覚。

空の動きを見つめ
生と死について考え
今携わっている
大切な人達を思い

心のルーティンが
時間に寄り添い 
今と言う短き青春を送っている。

これから先はまだ分からない。

「すべては自分次第」

良き写真が映りこむように
刻んでいきたい。
そう思っています。

まとめのように
ザッと要点だけ摘んで
自分の簡単な生い立ちを
詩に沿って書きました。

少し長くなりましたが
読んで頂きまして
ありがとうございます。

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