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題名 「無限な言葉」

地へ降り立つ時は
言葉を知らず
一文字すら見えていない

五感はまだ小さく
光や闇も曖昧なまま
ここから広げ少しずつ形を創り

見つめては何かを考え
自身の引き出しを埋めていく

決められた人との出会いや
一度きりの偶然出会った人

交わす会話へ
互いに投げかける言葉が
意味を見出し深みを持たせる

そして手紙を受け取り
本を1ページ開くことに

そこには感性の文字が彩り
映像が浮かびながら
心を養い磨き鍛えられていく

自分の言葉は
人で始まり物事で生まれ

思いを知り
感情と向き合った分だけ
この空から無限に舞い降りる

           紗羅

友人がパートナーの事で
疑問をぶつけてきた内容から
この詩を書きました。

彼は会社の同僚に対して
「あいつがもっとこうやってくれたら」
口癖のように話をするらしく

友人は呆れた感じで
「他責思考は良くないよ」そう伝えると

「どういうこと??」その言葉が返ってきた。

彼は「他責思考」に対して
怒りや反論で
その言葉を返した訳ではなく

「他責思考」の言葉と意味を知らないため
彼女に疑問をぶつけた。

友人は私に
「自責や他責の言葉くらい分かると思わない?!」
そう言ってきたけど

前に友人から
彼は本や雑誌や新聞などの文字を
読むのが大嫌いで
一切見ないと言う話を聞いていたから

そうであれば
知らないのは当然かもしれないと思い
そのまま伝えた。

自分はその言葉と意味を知っているけど

本で見たのかもしれないし
誰かが書くエッセイだったり
ニュースで見た時に
その言葉を知ったのか
気になって調べたのかもしれない。

自分の中で出てこない言葉は

人や物の繋がりから始まって
学びを得てそれが広がり

見たり感じたりしながら
向き合っていく数に比例して
自身の言葉に変換される。

何も興味を持たず
振り向いたりしなければ
思考は動かず言葉が止まってしまうだろう。

自分も知らない言葉はたくさんあるし
言葉は知っていても
意味を知らないこともある。

疑問なことは
その都度調べて納得しているけど
言葉は無限だと改めて思う。

その言葉を知っても知らなくても
生きていけるし
すり抜けていくことも出来るけど

いろんな言葉を知ることは楽しいと感じる。

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