題名 「優しさの扉」
何も分からぬままの
行く末の果て
出会う先に訪れる
触れた思いが
全身に響き渡り
通う温もりが
この心へ届いていく。
未知な出来事に
日々足を踏み入れ
自問自答を繰り返し
行ったり来たりしながら
優しさの言葉を見つめる。
時に愚かで
時に素直で
繊細に揺れ動き
怯えては背を向けて
手を差し出し背を押す。
言葉だけでは語れぬ
数々の思いが
自身を扉の前に立たせる。
紗羅
優しさとは何だろうか…
考える定義は皆違う。
自分に対しては
「受け入れること」
この思いを大切にしている。
生きている現実の中では
時に疑うことや
見定める必要性もあるけど
ただそこに
支配だけはされないようにしたい。
感謝の意を持ち
「ありがとうございます」
この言葉を
伝えられる人でありたい。
相手に対しては
「一旦無に転じる」
ここからが始まりだと思っている。
自分の気持ちとは
違う思いを持っている相手
勝手な判断は
優しさが口論となっていく。
言葉が
必要か不要か
助けを求めているのか
見守ることが大切か
自分の優しさは通用しない。
1つ自分にも相手にも言えることは
向き合わずに
何も知ることは出来ない。
言葉や行動は
この先にあるものだと思っている。
優しさは
踏み入らずに
ノックすることから始まっていく
そんなことを思い
今日の詩を書きました。