かっつん先生
サキコの家にはかっつん先生がいる。
かっつん先生とはミドリガメのことなのだが今年の夏から一緒に暮らしている←
最初はカメなのでカメの『カ』から単純にかっくんがいいかな?とか、かーくんがいいかな?とか…考えていた。
名前が『かっつん』になったのは顔がなんとなくかっつんだったのだ。誰かに似てるとかではないし、なんだか〝つん〟だった。
それに先生とついたのは何か教えてくれそうな気がしたからだ。直接何かを教えてくれるとかではないのだけれど、なんだか〝先生〟だった。
かっつん先生とはたまに散歩に行く。
こうやってベンチで歩かせるとご機嫌な気がするのだ。
言葉が話せないとか、発音できないとか、音がしないとかカメとのコミュニケーション取れなそうなんだけど…
生き物ってなんかわかる。拗ねてるとかご機嫌斜めとかお腹空いてる?とか暑い寒い?とか…?
歩くか音とか。
感情という感情が読み取れないとしても、いつもと違う感じとかなんかわかる。
それが生き物のすごいところ。植物もそう。
かっつん先生との短い散歩はサキコが大好きな時間なのだ。
サキコはまぁまぁ毎日いろんなことがあるので、かっつん先生に話すことは盛りだくさんなのだ(笑!
また暖かくなったらお散歩行こうね♪
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