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とんでもないミラクル

昨日、彼女はたまたまそこにいた。

そこにいる事にしたのは一昨日の夜のことである。

その時からこの時間が決まっていたのかと思うと実に面白い!

ガリレオ風に言ってみたかった(笑!

その時間は着々と進んで来ていた。

午前中、用事があったので帰り道に寄ろうと思っていた場所があった。

毎日行っていた場所も、導線が変わるとこんなにも離れてしまうのかと思う。

さすがに誰か知ってる人に1人くらいは会うかもしれないとはなんとなく思っていた。

入店すると彼女は店頭付近をまかされる。

行き交うお客さんを見ながら店内を行ったり来たりしていると、しばらくして前から彼女の名前を呼ぶ女性の声がした。

ふわっとは思ってたけどこんなタイミングで知っている人がいる?

彼女に歩み寄ってくる綺麗な女性は、前に違うお店で一緒に働いていた同僚だった。

嘘でしょ!!!(笑!

え!なんで!ここにいるの!?
え!なんで!ここにいるんですか!?

言葉がまるで双子の兄弟みたいに重なり合う。

仕事着が変わっても変わらず綺麗な元同僚は

たまたま配布物があるので配りに来たという。

聞けば一緒に働いていたお店は最近辞めて今は違うお店にいるという。

なんというミラクル!!!

そんなタイミングある⁈

2人して笑い合う。

そして彼女はよく声をかけてくれたと伝える。

よくわかったねー!と言うと

そのまんまですよ!

全然変わってないです!と

かれこれ5年くらいは会っていない。

覚えていてくれたこと。

声をかけてくれたこと。

笑って会話ができた事。

元同僚も全然変わらず品があり綺麗だった!

不思議だ…

とんでもなく不思議だけれど、

たまにやってくる

そんな針の穴のようなタイミングが

彼女は無性に好きだった♪






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