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私が出逢ったツインソウル~魂の伴侶‐5‐

ツインソウル 魂の伴侶である彼との出会いから現在までを書き綴っています。

昨年から始まった彼との新たな関係。

わたしたちは、会えば本当によく話をする。

会っている間はほとんどずーっと話をしている。

たとえカラオケに行ったとしても、3時間のうち2時間は話してる(笑)

それはまるで、それぞれの、旅の報告のよう。

別々の旅が終わって、同じ場所へ戻ってきた二人が、お互いの旅での体験を分かち合っているような感じ・・・


20年のサイレント期間の中で、わたしは自分の思う「真実(本物)の愛」を探求し始めた。

エゴが介在しない、真実の愛。

しかし、それは意外とあっさりと見つかった。

それは、わたしの目の前にあったのだ。

そう、それは息子の存在。

この世界での仕事を始めるにあたって、わたしは自宅をサロンとすることに決めていた、

できる限り、息子のそばにいてあげたかったから。

フルタイムで出張の多い企業勤めから、自宅にいつもいる仕事に変わった途端、息子の言動にも大きな変化が現れてきた。

わたしも、息子も、ようやく生活に落ち着きを取り戻し、お互いに安心して一緒にいられるようになったのだろう。

そうすると、これまで感じることを忘れていた息子への愛情がどんどん蘇ってきて、わたしの心はとても穏やかに満たされていく・・・

もう、外に愛を探しに行く必要はない・・・

わたしが探していたものは、ここに、目の前にある・・・

昨年、彼との繋がりが強くなる前まで、本気でもうこれで旅は終わりと思っていたし、異性のパートナーが欲しいとは一度も思ったことはなかった。

わたしの内側に感じる愛は、もうこれで十分だし、他に望むこともない。

ただ、ひとつだけ、時々ふっと浮かんでくるビジョンがあったことは確か。

晩年を過ごしている自分の隣に、誰かが一緒にいる・・・

そんなビジョン。

さて、消息不明だった頃の彼は、どう過ごしていたのか?

彼の消息がつかめなくなった前後、彼の家庭生活は徐々に変化を見せ始め、それまでと同じ生活が続けられなくなっていた時期だったという。

奥さんの仕事、それをサポートしていた自分の役割、同居していた義両親との関係・・・

夫婦同じ道を歩いているはずだったのに、気づかないうちにそれもずれ始め・・・

そして、やがて離婚へと繋がってしまった。

でも、普通なら、離婚をしたことや、それによって自分が暮らす場所や連絡先が変われば身近な人や友人には知らせるのだろうけど、彼はそうしたことをほとんどしていなかった。

まるで、自分の中には何も変わったことは起きていない、と感じていたかのように。

奥さんから突然渡された離婚届にさえ、驚くことも狼狽えることも一切なく、すぐに判を押したそう・・・

そう、彼の心の中には、ほとんど変化が起きていなかった。

たとえパートナーを失っても、子供と離れても、ひとりきりになっても・・・

彼の心はまったく何も感じていなかった。

当然、これからの人生がどうなっていくのかなど深く考えることもなく・・・

その心のまま、それから20数年をひとりで過ごしてきたのだという。

真実の愛を探求し始めていたわたしと、一切の感情から遠ざかっていた彼。

まるで、真逆のサイレント期間だった。

なぜ、彼がこのような「感情から遠ざかった」人になってしまったのか・・・?

わたしの知っている彼ではなくなってしまい、体は生きているけれど心は死んでしまっているような状態で再会したのはなぜ?

その答えはたった一つ。

人にとって一番大切な感情、心、そのすべてを捧げてきたものを彼が失ったから。

そう、それは「音楽」。

音楽を諦めたあの時から、彼の心、彼の愛は封印されてしまったのだ。


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