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私が出逢ったツインソウル・魂の伴侶‐4‐

彼が消息不明になってから再会を果たすまで23年。
いったい何故、何のためにこのサイレント期間が必要だったのだろう?

わたしにとってこの20年は、これまでの自分の生き方を見直し、大変革させられた人生のターニング・ポイントであったことは間違いないと思う。

何を見直したのか?

何を大変革させられたのか?

それは、一言で言えば「エゴ」だった。

エゴも色々な側面があるけれど・・・

わたしにとっての「エゴ」は、「愛」の正反対、対極にあるもの。

愛しているつもりが、実はエゴ・・・

頑張っているつもりが、それもエゴ・・・

努力しているつもりが、エゴ・・・

わたしがこれまで良かれと思ってやってきたことすべてが「エゴ」。

愛を求めれば求めるほど、愛は遠ざかり、

頑張れば頑張るほどに、愛はてのひらからこぼれ落ち、

努力すればするほど、愛は逃げて行く。

離婚もわたしのエゴが原因だった。

子育ても、親との関係も、離婚後に繰り返した恋愛も、全部わたしのエゴが望まぬ方向へと連れて行く。

身体は疲れ果て、精神もギリギリのところまで追い詰められていった。

愛とは何だろう?

信頼とは何だろう?

絆とは・・・?

数々の失敗体験でどん底にいたわたしが、その先生きて行くためにはそれを突き詰めなければならなかった。
この答えを知らないまま人生を終えるわけには行かない、絶対に知らなくてはならない。

そんな思いを遠いところにいる別の自分が叫んでいるような気がしてならなかった。

そんな中出会った「潜在意識」、「前世」、「生まれ変わり」、「魂の目的」といったキーワードたち。
そこから、ヒプノセラピーや瞑想、レイキヒーリングを学ぶことに繋がっていき、気がつけばセラピストの道を歩んでいるわたしがいた。

それはすべて、愛を学ぶため。

愛を知るため。

わたしの魂の目的。

その間、彼のことを時々思い出し、どこかで元気に生きていてくれることだけを願っていた。

何度か再会する夢を見ては、目覚めた後夢だったとガッカリすることもあったけれど、きっとそれは生きている証拠、そんな風に思っていた。
あるいは、彼のことを忘れてしまわないように、潜在意識が繋ぎ止めてくれていたのかもしれない。

わたしは、奥深い潜在意識の世界を学びながら、それが仏教や量子物理学にも通ずること、人の意識は宇宙そのものなのだと知っていった。

エゴとは何なのか?

何故人は苦しみを生み出すのか?

エゴと愛の違いは何なのか?

わたしなりに興味の向くままに答えを探し、いつかきっとわたしが望む愛のかたちをこの人生で体験できたら・・・と願うようになっていったのだった。


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