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大神様にはご無礼いたし

女が毎月の月役におる時に、いずれの氏子も身が汚れたと言うて神様へ閉門いたし。七日の間、炊き初穂(たきばつほ)も供えず、めいめいだけ食べて、大神様にはご無礼いたし。

 金光教教典
 310頁
 斎藤宗次郎
 23

月役(つきやく)とは月経のことです。

炊き初穂とは、その日に炊いたごはんを最初によそって神様にお供えする物、すなわち御神飯のことです。

ごはんを炊いたら、最初にそのごはんをよそって神様にお供えするのは、神様にお礼を申し上げる毎日の大切な中身です。

そこにはいくつかのお礼が含まれています。

・ 毎日このようにごはんを頂くことができます。

・ ごはん・食事を頂いて、わたし達の命が養われます。

・ お米をはじめ食物は天地の恵みです。

・ 神様のお働きあってこのようにごはんが炊き上がります。

こういったことのお礼を炊き初穂(御神飯)のお供えに込めているわけです。

ですから、月経が来たからといってこのお礼をしないということはあり得ません。
お礼をしないのは神様へのご無礼になります。

それが教祖様の教えてくださるご信心です。

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