だれも一つことじゃ
金光大神が唐臼(とううす)をひく時は、ただ一人ひくのに、まことに目に見えぬように唐臼が回るなり。
今たばこせいと教えあれば、唐臼はちんとやみ、しばらくたばこすると、今ひけえと言えば、また回るなり。それでも息もはずまず。
はじめからしまいまで、いかい(多く)ひく唐臼なり。まことに万事御くり合わせいただき。
それも一つことじゃから、信心して金光大神のまねをする人は、みな、おかげを受けた受けたと言うて来てじゃ。萱野午の年(斎藤壮次郎のこと)も信心しなされ。だれも一つことじゃ。
金光教教典
301頁
斎藤宗次郎
8
唐臼とは、穀類の籾殻(もみがら)を外すための脱穀機の一種です。新しく作った唐臼は、ひくのがとても重かったということです。
それが神様のお手伝いを頂くと上の通り、というわけです。
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このおかげは誰もが同じように受けることが出来るとおっしゃいます。
わたしもぜひそのお仲間に入れていただきたいと思っています。
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新型コロナウィルスの感染拡大が東京を中心に再び始まっているように思われます。
消毒
手洗い
免疫力アップ
三密を避ける
なるべく家にいる
こういったことに気をつけてご祈念を繰り返し、感染しない・感染させないおかげを頂くことこそ、今、わたし達が頂かないといけないおかげです。
「だれも一つこと」とおっしゃるのですから、ぜひ、このおかげを頂きたいものです。
娘さんが看護師をしておられる方があります。別に暮らしておられます。たまに食事を一緒にしようと声をかけると娘さんは、「おとうさん・おかあさんに感染させないために、今はしない」とおっしゃったそうです。
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