わが心に任せ、みだりに・・・
わが心に任せ、みだりに不浄汚れを犯すこと。
金光教教典
323頁
佐藤範雄
21-12
おはようございます。
欲しい
惜しい
憎い
かわいい
この四つの心を金光四神様は問題にしておられます。
「かわいい」というのは、わが子どもばかりが、わが身内ばかりがかわいいということです。
*
旅館に泊まると大変なご馳走が目の前に並ぶことがあります。
その種類と量に圧倒されます。
大変幸せな瞬間ですが、食べきれないと残すことになります。
残したものは廃棄処分になります。
信心は、お米一粒でも天地の恵みとして大切にすることを教えています。
このことはその教えに反し、食物を粗末にすることになります。天地への無礼になりますし、不浄汚れを犯すことになります。
*
昔のある先覚は、お湯が次々と湧き出る温泉に入っても、体を洗うのは手桶3杯のお湯だけであったと伝えられています。
「わが心に任せ、みだりに」にお湯をザブザブと使うことを自らに戒めておられたものと思います。
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