上から親切にしてやれば、下が潔く働く
下女下男を使うにも、上手と下手がある。
雇い入れれば家族である。第一、主人が上から親切にしてやれば、下が潔く働く。魚を買い入れた時、魚の頭でも、大切な物を下男下女に与えてやれ。残りの物をば切れの物にして、主人をはじめ子供に与えるようにすれば、あの家はよろしいおうちであると世間の人がほめ。
人はとにかく、下男下女が潔く働いてくれれば、これ、一か年になにほどか利得、嘉福となりましょう。
金光教教典
393頁
山本定次郎の伝え
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おはようございます。
学生時代にアルバイトをしていたのは箱屋さんでした。お菓子とかお土産品は箱に入って売られていますが、その箱を作る会社で、社長さん夫妻とパートのおばちゃん達で仕事していました。
社長さんが起ち上げたた会社で、そこで一番よく働いていたのは社長さんです。そして、頻繁に食事に連れて行ってくださいました。貧乏学生には大助かりでした。
この社長さんのためになら、がんばって仕事をしたいと思ったものです。時々遅刻したりして、本当に潔く仕事ができたかどうかあやしいところはありますが、「上から親切にしてやれば、下が潔く働く」を経験させてもらえたことはありがたいことでした。
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