人を不足に思わず
世の中に表行(わぎょう)はだんだんする人があります。寒行して拝んで歩行しておる人もあるが、心行というて、人を不足に思わず、物事に不自由を行とし、家業を働き、身分相応を過ごさぬよう倹約をし、だれにも言わずに行えば、これ心行なり。
金光教教典
397頁
山本定次郎の伝え
62
おはようございます。
人に不足を思わず
物事に不自由を行とす
家業を働く
身分相応、倹約
誰にも言わずに行う
*
このお道は心行です。
心行に取り組むと表行(わぎょう、目に見える修行)に取り組みたくなります。
取り組んでも、それが行の中心でも看板でもありません。
9月を迎えさせていただきました。
9月の最初にいただいたこの御教えを、今月、特に大切にさせていただきたく思います。
*
「人に不足を思わず」とは、トヨ子先生の教えてくださった「ひとさま」です。神様の氏子として人を見、敬いの心で接して、その人に喜びが生まれるようにするのが「ひとさま」の実践です。
妻(夫)、子ども、親、兄弟など身近な人に対してできていくことこそが、信心かと思います。