自分に頼んでおかげを受けねば間に合わん
お前も人間、私も人間。同じ天地の神から同じ御霊をいただきておる万物の霊長であるから、信心してご神徳を受けよ。此方へ参って来んでも、稲木の天地も違いはせん。自分に頼んでおかげを受けねば間に合わん。
金光教教典
362頁
山本定次郎の伝え
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おはようございます。
教祖様もお参りを始めたばかりの青年、山本定次郎さんも同じ人間だとおっしゃいます。
同じというのは、同じ天地の神様から同じ御霊(みたま)を頂いているという意味で同じだと言われます。
だから、自分が神徳を頂いておかげを受けているように、あなたも神徳を頂いておかげを受けることが出来るから、信心せよとおっしゃいます。
大谷の天地も稲木(定次郎さんが住んでいる所)の天地も同じだから、いざという時、ここにお参りせずとも自分の神徳を頼みとしておかげ受ければよい、そうでなければ間に合わん、とおっしゃいます。
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この御教えを頂くと、御広前にお参りすることの意味が分かります。
それは、御教えを聞いて信心の稽古をするためです。どう取り組んだらおかげを頂く神徳を受けることが出来るか、それを共に求めさせていただくためです。
もう一つ分かるのは、おかげの元は神様から頂く神徳だということです。
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今、ジェンダー(男女の平等)ということが問題になっています。
男であろうと女であろうと、天地の神様から御霊(御分霊、魂)を頂いているということにおいては同じです。