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心を改め信心するがよろしい

我欲になりて悪いことをしておると人が戒める。人は見んと思うておりても、天地の神様の鏡に映るから、心を改め信心するがよろしいなあ。

 金光教教典
 366頁
 山本定次郎の伝え
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おはようございます。

「信心してまめで働けば、わが身の得」になることを教えてくださった後、その裏を語っておられます。

目の前の小さな欲望を満たそうとする我欲な自分から、信心する自分へと改まる。
この「改まり」こそが信心の眼目であろうかと思います。別の御教えで「信心は日々の改まりが第一」とも言っておられます。

*

「今だけ 金だけ 自分だけ」という目の前の小さな欲望を現す言葉があります。
ともすればそういうあり方へと流れてしまうのが人間です。

そういう自分から、神様の徳とおかげを頂く器、あるいは、人が助かりさえすればよいという神心へと改まっていく稽古こそ、日々積み重ねていきたいと思います。

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人が「戒め」てくれると腹が立ったり、面子をつぶされたように感じることがあります。人の戒めはなかなか素直に聞けませんが、神様が人を通して言ってくださると思って、耳を傾けた方がいいです。

でもこれ、ほんと、難しいです。

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