無常の風が時を嫌う
弘法大師は、無常の風は時を嫌わぬと言うたがのう、此方金光大神の教えは無常の風が時を嫌うぞよ。
金光教教典
290頁
近藤藤守
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おはようございます。
「無常の風は時を嫌わぬ」とは、人の死はいつ訪れるか分からないということです。
子どもがまだ小さかった時のことです。
あるお宅に親子で遊びに行きました。そのお宅は道路沿いにあって、道路に出る時は、左右の見通しがまったくきかないところでした。
「飛び出してはいけない」と言い聞かせていたのですが、子どもが飛び出しました。ちょうど軽四トラック来ていたところで、子どもの目の前で止まりました。
無常の風が吹くところでしたが、おかげを頂きました。「無常の風が時を嫌う」体験をさせていただきました。
このようなことは他にもありました。
神様がお守り下さってきたことを感じます。
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この新型コロナウィルス感染症に罹って亡くなった人が、日本では900人を超えています。
まさに無常の風が吹いております。
自分の身の上にも、周りの人の上にも、無常の風が今この時を嫌うように、祈っております。